対馬野生生物保護センター

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2005年8月:センターの活動日誌・木村

2005年8月の活動

コーナーリニューアル

投稿者:木村 投稿日:2005/08/22(月曜) 18:39 No.759

昨日で実習も終わり、学生さんたちはそれぞれの地で新たなスタートを迎えるべく、対馬を去っていきました。

実習期間中、展示物の更新作業なども学生さんにやってもらったのですが、センターの人気コーナー、ヤマネコの鳴き声コーナーがリニューアルされたのでご紹介します。

ヤマネコの鳴き声コーナーはスキャントークリーダーという機械で、ヤマネコの鳴き声をバーコード化したものをなぞることでその声が聞けるのですが、小さい子にはなぞるのが難しいのが難点でした。
そこで、バーコードを機械でなぞるのではなく、機械を固定してバーコードをカード化したものを機械に通すように改良しました。
これでお手軽簡単にヤマネコの声が聞こえるようになりました。
さらに、今までは怒っているヤマネコの声しかありませんでしたが、新たに「繁殖期のメス」と、「仔ヤマネコ」の鳴き声を追加しました。

学生さんが大量生産してくれたスキャントークヤマネコたちがみなさんをお待ちしております!
是非聞きに来てください!

美しさの裏側

投稿者:木村 投稿日:2005/08/08(月曜) 19:21 No.746

昨晩、厳原町で行われているアリラン祭りの花火を見にいってきました。
厳原港の堤防?で打ち上げられる花火の音は体に響くくらい大きな音で、臨場感たっぷり。
以前住んでいたところでは遠くの方で打ち上げられる小さな花火しかみたことがなかったので、迫力満点の対馬らしい花火を楽しむことができました。

花火が終わってから人の流れに逆らってお祭り会場の方へ行ってみると、残された大量のゴミを片付けるスタッフのみなさんの姿がありました。
アリラン祭りを運営されていたみなさま、大変お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
また来年も楽しませてください。

新メンバー紹介

投稿者:木村 投稿日:2005/08/02(火曜) 19:35 No.739

本日、センター入口正面の剥製展示に、新たにチョウセンイタチの剥製が追加されました。これで展示ケースに、ツシマヤマネコ・ツシマテン・チョウセンイタチと、対馬の3大野生食肉目が揃いました。
全身茶色で鼻の周りが白いのがイタチの特徴です。テンのように、季節によって大きく毛色が変わることはありません。

このチョウセンイタチ、本土の方では外来種(もともとその土地にいなかった生き物で、主に人間の手によって運ばれ、その土地に棲み付いた生き物)ですが、対馬のチョウセンイタチは在来種で、大陸が陸続きだった頃に渡ってきた歴史の生き証人です。

イタチはテンよりもヤマネコに近い暮らしをしており、実はヤマネコ同様数が減少しているのではないかといわれています。最近イタチを見た人は少ないのではないでしょうか?
是非このチョウセンイタチを見に、夏休みを利用してセンターに遊びに来てください。