このマップは、2006年2~3月に、海鳥の油汚染が確認された地点を示したものです。 汚染被害は対馬のほぼ全域に広がっています。 特に西海岸で海鳥の油汚染やオイルボールの漂着が多く確認されています。北西の季節風や海流の影響と考えられます。 対馬は海岸線が長く険しいため、すべての地域を調査することができません。したがって、実際の被害はより大きいことが予想されます。
注:油汚染の海鳥の目撃情報について、同じ海鳥が別の日時に別の場所でカウントされている可能性があります。
野生復帰したシロエリオオハム(上対馬町茂木浜)
※この海鳥は、2月19日に厳原町阿連で保護されました。油の洗浄や給餌、リハビリなど懸命な救護によって回復し、3月7日に元気に海へ帰っていきました。
海岸に漂着したオイルボール(豊玉町唐洲)
※オイル(廃油)ボールとは? 原油や重油が海に排出されると、揮発成分が飛び、海水や漂流物と混ざってムース状になります。そして、長時間漂流するうちに、次第に硬くなり油の固まりになります。
|