対馬野生生物保護センター

ホーム >> 報告書・資料・パンフレット >> 過去のセンター活動 >> センターの活動報告(2006年) >> 2006年12月の活動

2006年12月:センターの活動日誌・前田

2006年12月の活動

おいりませ

投稿者:前田 投稿日:2006/12/20(Wed) 17:42 No.1226

前の晩から戸を少し開けて帰りを待つ。

その時、北風が吹くと言う。

帰りをお迎えする人たちの頭をかすめてから社に入られるという。

今日は「おいりませ」(御入座)。出雲の国から対馬の神々が帰ってこらえる日。

こういう伝統行事が受け継がれていることに感動し、またいつまでも続いていてほしいと思います。

←佐護仁田ノ内の若宮神社。こんもりした鎮守の森が美しい。

前田

きっしょ焼

投稿者:前田 投稿日:2006/12/27(Wed) 18:01 No.1250

もりぞーのちょんまげ姿ではありません。

Re: きっしょ焼

投稿者:前田 投稿日:2006/12/27(Wed) 18:06 No.1251

「きっしょ焼」という年中行事で、九州本土の方では鬼火焼と呼ばれています。

かつてどの集落でも冬休みに入ったら競うように大きなきっしょを作っていたのだそうです。

佐護でもそうだったのですが、今は佐護小中学校の児童・生徒、父兄がこの伝統行事を受け継いでいます。

まずは、十字に切り込みをいれ(これは点火する際の空気穴になります)、周りに枯れ枝、スギ枝を並べます。

Re: きっしょ焼

投稿者:前田 投稿日:2006/12/27(Wed) 18:12 No.1253

次に、柱となるスギの木を立てて杭で固定します。こういう力仕事は、大きいお兄ちゃんたちの仕事です。ちびっ子たちは周りで出番を待っています。

Re: きっしょ焼

投稿者:前田 投稿日:2006/12/27(Wed) 18:14 No.1254

次に、周囲に並べておいた枯れ枝・スギ枝を柱の周り並べ重ねていきます。ちびっ子たちの出番です。

Re: きっしょ焼

投稿者:前田 投稿日:2006/12/27(Wed) 18:15 No.1255

どんどん積み上げます。

上で踏み固めるのは、やっぱり大きいお兄ちゃんたちの役目です。

ちびっ子たちは、「いつか僕もあんな高いところに登れるんだ」と思っていることでしょう。

Re: きっしょ焼

投稿者:前田 投稿日:2006/12/27(Wed) 18:21 No.1256

はい、出来上がり!

1月7日早朝に焼くそうです。

こうやって大人も子供も楽しみながら伝統を受け継いでいくことがどんなに素晴らしいことなのかを実感しました。

おいりませもそうですが、いつまでもいつまでも受け継がれていくことを願っています。

それではよいお年を!

前田