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12月17日(日)野鳥の巣箱づくりイベントを開催しました。午前中ははじめに野鳥の暮らしと巣箱の関係についてスライドで紹介しました。巣箱を利用する鳥は元々樹洞と呼ばれる木のほらに巣をつくる鳥たちです。しかし今、大木や老木の減少により、樹洞を利用する鳥たちの住処がなくなりつつあるのです。樹洞のある大木が育つまでの間、緊急避難的に野鳥に住処を提供してあげるのが巣箱づくりです。フクロウをはじめ、そんな全国の保護の取り組みも紹介しました。
ツバキの蜜が大好きなメジロやヒヨドリがたくさん集まっていました。メジロたちのご馳走を少し分けてもらい、私たちも甘い蜜をなめさせてもらいました。ツバキの蜜は子どもたちにも大人気!
ちなみに、メジロやヒヨドリは、木の枝にハンモック状・皿状の巣をつくる鳥なので、巣箱には入りません。引き続き巣箱を利用する鳥を探します。
さらに森の奥へと進むと、キツツキの仲間のコゲラがしきりに枯れ枝をつついていました。食事に夢中のコゲラをじっくり観察することができました。
キツツキの仲間は自分で木に穴を空けて巣をつくりますが、餌場となるのは朽ちかけて中に虫がたくさんいる老木です。キツツキたちも、老木が少なくなって困っているようです。
コゲラのそばで、なにやら賑やかな小鳥の群れに会いました。シジュウカラやヤマガラなどのカラ類です。カラ類は巣箱を利用する小鳥の代表格、やっと出会えました。
さあ、お昼ご飯を食べて、午後からはこの鳥たちが暮らす巣箱をつくります。