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投稿者:ささき 投稿日:2006/12/13(Wed) 12:16 No.1212
やまねこ君が旅に出ました。今回は対馬の北部、上対馬町と上県町のレポートをお伝えします。
まず最初に行ったのは上県町の目保呂にある馬事公園です。
ここでは、対馬にもともといた馬(在来馬)の対州馬がいて、乗馬体験ができます。
対州馬は気立てが優しく、とても人懐っこくてかわいいやつです。
車がなかった頃はみんな対州馬に乗っていたそうですが、
今は飼う人が少なくなってしまい、20頭ちょっとしかいないそうで、
実はヤマネコよりも絶滅の危機にある動物だそうです。
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/13(Wed) 12:17 No.1213
次は上対馬町にある三宇田浜に行ってきました。
この日はあいにくの天気で、写真ではいまいち綺麗さがお伝えできないのが残念ですが、
この浜は「日本の渚百選」に選ばれるほど綺麗な砂浜です。
入り江の真ん中に島状の岩があるのが特徴で、
キス釣りをしている人がいました。綺麗な海だからたくさん魚がつれるそうです。見ていたらおなかが空いてきました。
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/13(Wed) 12:18 No.1214
三宇田浜からちょっと移動したところに、戸ノ崎という所があり、
そこには大きな記念碑が立っています。
日露戦争の時に対馬の目の前の海でロシアの戦艦が沈没し、
たくさんの水兵さんがこの近くの浜に流れ着いた時に、
対馬の人たちが温かく彼らを迎えいれ、
お風呂やご飯を提供したことを記念し、日露の友好のために記念碑を立てたそうです。
対馬の人たちの優しさが感じられるエピソードですね。
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/13(Wed) 12:19 No.1215
次は北に移動して、豊という所にある砲台跡に行ってきました。
廃艦になった戦艦「長門」の主砲を取り付けたもので、昭和9年に完成したそうです。
実戦で使われることはなかったそうですが、
試し撃ちをした時に、近くの民家の屋根が吹き飛んだと書いてありました。
住んでた人、かわいそうです。
今は大砲はなく、大砲が取り付けられていたところが
ぽっかりと空洞になって残っています。
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/13(Wed) 12:21 No.1216
大砲の周りには弾薬庫や大砲を動かすためのエンジン室などの跡があり、
肝試しにもってこいの、とても怖い地下室が見学できるようになっています。
今後、このような施設が使われることがないようにしたいものです。
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/13(Wed) 12:21 No.1217
豊の砲台跡で怖い思いをしたあとは、眺めのいいところにいってきました。
天気のいい日は韓国が見えるという韓国展望台です。
この日は残念ながら韓国は見えなかったのですが、
よく見える日はこんな感じ、という写真がありましたので、
その前で記念撮影をしました。
韓国は昼間も見えますが、夜の夜景もとても綺麗です。
運がいいと、夏の夜は小さな花火が上がっているのが見えることもあります。
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/13(Wed) 12:23 No.1218
韓国展望台を見て、移動していたら、チラシを発見しました。
韓国展望台の目の前にある海栗島という自衛隊が駐屯している島で、
50周年の記念式典をやると書いてあるではないですか!
めったに行くことができないところなので、
ぜひ海栗島に行ってみたいと思います。
それでは船に乗ってレッツゴ~
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/13(Wed) 12:24 No.1219
というわけで海栗島にやってきました。
「海栗島分屯基地」と書かれた看板が出迎えてくれました。
式典では、自衛隊の方々の訓練の様子が披露されたり、
おぼれた人のヘリコプターによる救助訓練、
戦闘機の編隊飛行などを見ることができました。
とても見ごたえのある、すばらしい式典で、
自衛隊の方々の日ごろのご苦労がよくわかりました。
今回の旅はこれでおしまい。
次回のやまねこ君の旅もご期待ください。
それでは、さようなら~
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/26(Tue) 12:51 No.1246
やまねこ君はお正月の休みを利用して、
友達のイリオモテヤマネコ君に会いに行くことにしました。
←イリオモテヤマネコ君。
イリオモテヤマネコ君へのお土産はなにがいいかな~。
やっぱり対馬独特のものを持っていってあげよう。
あと、イリオモテヤマネコ君は食いしん坊だから食べ物がいいな。
といことで、やまねこ君は食べ物のお土産を探しに行きました。
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/26(Tue) 12:52 No.1247
島内を歩いていると、なにやら怪しく回転するものが・・・。
どうやらイカを干している機械のようです。
対馬野生生物保護センターでは通称「イカゴーランド」として親しまれています。
対馬はおいしいイカがたくさん獲れるので、
イカのお土産もたくさんあります。
「よし、一つ目のお土産はイカの一夜干しにしよう。」
しかし、目がまわる~~~。
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/26(Tue) 12:53 No.1248
次のお土産を探してやまねこ君が集落の中を歩いていると、
白いお団子のような固まりが干してありました。
お家の人に話を聞いてみると、「せんだんご」というものでした。
せんだんごはサツマイモを粉にして干したもので、
独特の製法で作られる保存食です。
これを加工して、水で練り、蒸して団子にしたり、
麺のようにして食べる「ろくべい」を作ったりします。
なんでも、とてもヘルシーだそうです。
「イリオモテヤマネコ君は肉食だけど食べるかな?」
あまり深く考えず、とりあえずお土産に加えてみるやまねこ君でした。
投稿者:ささき 投稿日:2006/12/26(Tue) 12:54 No.1249
「あとはデザートに甘いものがいいな~。」
対馬の人は甘いものが大好きです。やまねこ君も実は甘党かもしれません。
対馬の甘いものといったら、なんと言っても「かすまき」です。
あんこをカステラで巻いたもので、とても甘くておいしいものです。
「そういえば、前に対馬のホームページでかすまきの作り方をみたことがあるよ。面白かったな~。(http://kacchell-tsushima.net/rediscovery/kasumaki/kasumaki.htm)」
そんなこんなで、イリオモテヤマネコ君へのお土産は
「以下の一夜干し」「せんだんご」「かすまき」の3つとなりました。
「それでは西表まで行ってきま~す。みなさん良いお年を。」
やまねこ君のレポートでした。