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投稿者:前田 投稿日:2005/11/30(水曜) 22:07 No.848
市民シンポジウム「対馬もヤマネコも-対馬のすばらしい自然とその危機-」(主催:環境省・長崎県・対馬市)が先日23日、美津島文化会館で開催されました。
来場者は100名を超る盛況。シンポジウムでは、市民、行政、NPO、専門家それぞれの立場から、外来種による自然環境や人間生活、農林業などへの影響、そしてその対策が報告されました。沖縄・奄美の事例からは「対応が早いほど、失われる命は少なくて済む。この失敗を繰り返してはいけない」という教訓が示されました。貴重な島の生き物も外来種も同じ命であって、これ以上不幸な生き物をつくらないことが肝要ですね。
あと、長崎県内でもアライグマやタイワンリス(ともに特定外来生物)が生息域を拡大しているという報告がありました。隣の壱岐ではタイワンリスの農林業被害が深刻化しているそうです。専門家の先生からは、神奈川県に生息するアライグマが、自分でフェリーに乗って千葉県に移動したという話しがありビックリ。対馬と壱岐はフェリーでつながれているので、資材や物資にまぎれてタイワンリスが対馬に入ってくるのではと危機感。
やっぱり外来種問題は「入れない」「捨てない」「拡げない」が大事ですね。