対馬野生生物保護センター

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2003年2月:センターの活動日誌・環境教育

2003年2月の活動

「対馬の自然から」峰東部中学校の発表

峰町東部中学校の環境教育発表会の様子

 投稿者:村山 投稿日:2003/02/19(水曜)13:57No.122

スギ花粉症ではない私にとって、この季節は特平気です。でも、赤茶色になった杉の枝先から「ぶわっ」と風にのって花粉が飛ぶ様をみると花粉症のひとは何とも、しんどいだろうなと思います。

先週、2月14日に峰町立東部中学校の総合学習発表会へ行ってきました。その中で、一年生の総合学習の発表"「対馬の自然から」発信スタジオ"を見せていただきました。一年かけてツシマヤマネコ、野鳥、花、ゲンカイツヅジの苗作りなどに取り組み、対馬の自然について学んだことを発表しているその姿は見ているこちらを感動させるものでした。

その中でツシマヤマネコについて発表してくれたのは、先日、志多賀でヤマネコを発見してくれた男の子と、同級生女の子の二人でした。二人はセンターで開催されたテレメ体験教室に来たり、質問をしたりしてヤマネコについての知識や想いを深めた様子でした。発表の最後に「一頭でもツシマヤマネコが増えること、それが私たちの願いです。ツシマヤマネコは対馬でしか生きていけないのです。あなたのやさしさを少しだけツシマヤマネコに分けてください。」と提言してくれました。

聞いていた人たちの間からは、「すこし涙がでました。」との声も聴かれました。実は私も少し泣きそうになってしまうくらい感動しました。これからもヤマネコについて関心を持ち続け、対馬の自然のすばらしさを感じて欲しいと思います。

さて、その翌日、「体験から学ぶ」環境教育基礎セミナーと題して、環境教育について考えるきっかけとなるようなものを開催しました。そのことについては先日山本さんが少し触れていますが、その後の座談会では「対馬で環境教育を行うとすれば・・・」という題目で課題やテーマの抽出を行いました。これから対馬での環境教育について考えるにあたっておもしろい意見やアイディアが出され、これからの取りくみ方法についても考えさせていただきました。また、こんな機会を持つことができたらいいなと思います。それにしても、参加者の皆さんは長時間お付き合いいただき、ありがとうございました。

今年も花粉症が・・春ですね

 投稿者:山本 投稿日:2003/02/18(火曜)19:23No.121

あちこちでくしゃみが聞こえる季節になりました。そういう私も花粉症・・ですが、どうも今年はそれほどひどくなさそうです。スギ花粉の量だけではなくて、大気汚染の粉塵などの存在も影響すると聞いたことがありますが、本当でしょうか。それとも、まだこれから?

春の気配と花粉の存在が感じられる陽気だった日曜日、環境教育(なかでも自然に関するもの)を専門に活動されている古瀬さんという方を東京から招いて、環境教育セミナーを開催しました。参加者は、学校の先生を中心に、公民館で社会教育を担当されている方、ツシマヤマネコ応援団でイベントを実施する方など、環境教育に意欲的な方々でした。
古瀬さんの講座は、実際のプログラムを体験しながら講師の視点も解説してもらい、楽しく実践的なものでした。センターでのイベントも、セミナーを参考に、より楽しいものにしていければと思います。
17時までのセミナーが終わった後は、対馬での今後の環境教育を考える座談会もあり、全てに参加された方は、朝の10時から夜の8時までの長丁場。本当にお疲れさまでした。座談会については、明日の日記で紹介されるかも。

【豆知識】チョコレートなどの甘いものは、花粉症にはよくないそうです。