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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

「福馬」の死亡について

2019年07月30日
飼育ツシマヤマネコ

令和元年7月27日、対馬野生生物保護センターで飼育していたツシマヤマネコ「福馬」が死亡しましたのでお知らせいたします。

「福馬」は平成16年(2004年)4月3日に福岡市動物園で生まれ、同年12月から対馬野生生物保護センターにやってきました。当センターにおける三代目の展示個体として、2008年6月~2019年7月(展示休止期間を含む)の間一般公開され、ツシマヤマネコの普及啓発に貢献しました。

昨年12月30日にふらつきがみられたため、展示を休止し、血液検査、エコー検査、レントゲン検査を実施するも異常は確認できず、高齢による体調不良として経過を観察してきました。今年7月23日夕方、歩けない状態となり、翌日24日には食欲も減退したため、血液検査、エコー検査、レントゲン検査を実施しました。検査では明らかな異常はみられませんでしたが、その後回復はみられず、7月27日15時47分に心肺停止が確認されました。

死因については検査機関に病理解剖を依頼中です。

これまで「福馬」のことを温かく見守ってくださった皆様には心から御礼申し上げます。

7月30日(火)から8月12日(月)までの間、人気者だった福馬を偲んで、福馬展示場前に献花台を設置し、福馬

へのお別れのメッセージを募集いたします。

今後の展示個体の導入は未定ですが、対馬野生生物保護センターでは映像や資料により、ツシマヤマネコや対馬の自然に関する普及啓発を行っています。

引き続き対馬野生生物保護センターとツシマヤマネコの保護活動にご協力、ご支援をいただけますと幸いです。

生前の福馬 享年15歳3ヶ月