ツシマヤマネコニュース
5月19日(土) 「舟志の森の自然観察会」
2019年06月05日こんにちは!普及啓発担当の堺です。
5月19日(土)に行われました、「舟志の森の自然観察会」を
今回は、ツシマヤマネコ応援団事務局としてお手伝いしてきました♪
この観察会は舟志の森づくり推進委員会主催で行われ、地元と企業が協力して行った間伐・植樹などの
森づくり活動を紹介しながら、植樹地の周辺を散策しました。
※舟志の森づくり推進委員会は、舟志区、対馬市、住友大阪セメント株式会社(https://www.soc.co.jp/tsushima/)、ツシマヤマネコ応援団の4団体からなり、対馬の野生動物の保全を図り、人と自然が共生するモデル森を育てることを目的として活動しています。
「舟志の森deビンゴ」をしながら森を散策していると、、、
ツシマテンやシカ、そしてツシマヤマネコの糞を発見!!
植樹地周辺に設置した自動撮影カメラにもばっちりツシマヤマネコが映っていました。
対馬ではツシマジカやイノシシによる被害や人工林の放棄による下層植物の衰退が深刻な問題となっています。下層植物が減少すると、例えばそこに棲む昆虫類が減少するなど、生物多様性の低下につながります。
何でもなさそうな「雑草」に支えられて多くの生物が生きていること、これらの生物がみんなで生態系を支えていることを、今回の観察会で実感していただけたと思います。
散策の後には、特定外来生物オオキンケイギクを使って草木染め体験をしました。
みなさんは5~7月頃に咲く、この黄色い花を見たことがありますか?
↑オオキンケイギク
対馬にも多く生えているオオキンケイギクは繁殖力が強く、在来の植物を追いやってしまうため、特定外来生物に指定されています。綺麗な花ですが、家に持ち帰ったり、花壇に植えたりしてはいけません。
※特定外来生物は栽培や生きたまま運搬してはいけないなど、駆除方法にもルールがあります。詳しくは環境省HP http://kyushu.env.go.jp/wildlife/mat/m_2_3.htmlをご覧ください。
対馬にも多く生えているオオキンケイギクについてのお話もさせていただきました。
駆除方法を守って、是非ご協力いただければと思います。
草木染めは、輪ゴムで布を絞った部分が染まらずに白くなります。
どんな模様になるかわくわく、、、
じゃじゃーん!!世界に1つだけの作品ができあがりました(^.^)♪
参加してくださった皆様、ありがとうございました!