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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

「千俵蒔山の野焼き~草原再生をめざして~」

2018年03月04日
ツシマヤマネコニュース

こんにちは、普及啓発担当の堺です。

3月4日(日)に行われた「千俵蒔山の野焼き」の手伝いしてきました♪

消防団員の皆様はビシッとしていて、とってもかっこ良かったです。

「野焼き」とは草原を維持するために各地で行われています。古い草を焼くことで灰が肥料になり、ダニなどの害虫駆除もできるそうです。

かつての美しい草原を再生させるため、2008年から上県町佐護にある千俵蒔山(標高287m)でも野焼きが行われ、今回で9回目になります。

千俵蒔山の草原が再生し、生物の多様性が広がることで、ツシマヤマネコの生息環境が改善されることが期待されます。

センター職員は火消しや火入れのお手伝いをしました。

佐藤保護官 火入れ中↓

左:火を付ける前、右:野焼きの様子↓

過去にはシカやイノシシが草陰に隠れていて、野焼きを始めると慌てて逃げていったこともあったそうです。

野焼き後↓

草が焼けて真っ黒な地面が、5月頃には一面草原になるそうです。

その美しい景観を見るのが、楽しみです☆