九州地域のアイコン

九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

探鳥会にて、珍獣発見!?

2017年04月24日
センター職員日誌 蔭浦

暖かい春がきましたね!

423日(日)、下島・厳原町の内院・浅藻にて、野鳥の会主催の探鳥会がありました。

全然鳥に詳しくないヤマネコセンターの非番職員4名も、少しでも対馬の鳥や自然を知るため、お邪魔させていただきました。

いいお天気に恵まれて、最高!!とワクワクして歩いていたところ、

野鳥の会の方いわく「天気がよすぎると、鳥はみんな渡ってしまってあんまり見られないことが多いよ」とのことでした・・・(笑)

そんな道中、民家の庭先から飛び跳ねてくる、なにやら細い茶色いものが・・・




チョウセンイタチでした!!!

↑チョウセンイタチ(佐藤首席自然保護官が撮影)

 

対馬のチョウセンイタチは昔から対馬に生息する在来種です。この島の生態系にとって重要な生き物ですが、今はものすごく数を減らしてしまいました。私たちが勤務するセンターが位置する上島では、ヤマネコより見ることが難しいほどです・・・。未来にもこの姿を見せてほしいなと、切に思います。

 

 

 

↑アオサ養殖をしている浅藻(あざも)の海辺でも鳥探し。クロサギやマガモを観察しました。

 

 

↑にぎやかに囀るホオジロの写真(これも佐藤首席自然保護官が撮影)

 

 

↑参加されていたプロカメラマンの機材を借りて、それっぽく撮影してみる職員(中央) 笑

 

 

いつもは細かなところまで観察できない小さな鳥たちも、双眼鏡やスコープで見せてもらうと

何かついばんでいたり、鳴いていたり、いろんな動きをするので見ていて飽きません(^^)

 

この季節ならではの旅鳥(渡りの途中で休憩に立ち寄る)の、キマユホオジロという鳥も見ることができました。※お見せできるような写真は撮れず・・・。

 

観察会には島外から駆けつけて参加された方々もおられ、

いろんなお話を聞く中で、対馬の魅力を再認識させていただきました。

春の気持ちいい天気の下、文化を味わい、自然を楽しむ時間は、とても濃くてすがすがしかったです!!

☆今回の探鳥会の様子は、対馬野鳥の会さんが運営されるウェブサイト「対馬野鳥図鑑」の掲示板にも掲載されてあります!

http://kacchell-tsushima.net/bird/

蔭浦