ツシマヤマネコニュース
ツマアカ女王蜂駆除大作戦!
2016年05月06日
イベント情報いろいろ
皆さん、こんにちは。
ツシマヤマネコ野生順化ステーションの高辻です。
今回は「ツマアカ女王蜂駆除大作戦」のご紹介です。
ツマアカスズメバチは、日本では平成24年に長崎県対馬市で初めて発見された外来のスズメバチで、対馬で分布が拡大しています。1匹の女王蜂がたくさんの卵を産み、卵からかえった幼虫は主に昆虫類を餌として食べるため、昆虫類の減少により対馬の自然が悪影響を受けるおそれがあります(自然のバランスが崩れてヤマネコにも悪影響が及ぶかもしれません。)。また、人への刺傷被害も懸念されています。
環境省と対馬市では、女王蜂が活発に飛び回るこの春に「ツマアカ女王蜂駆除大作戦」を実施しています。ペットボトルを加工して作ったトラップに、ツマアカスズメバチの女王蜂をおびき寄せる液体を入れて、駆除します。
大作戦は今回が初めての試みなのですが、たくさんの住民の方々や関係者の方々にご協力いただき、たくさんのトラップを仕掛けていただいています。区長さんを始め、快くご参加いただけていることは大変心強く、感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。
この大作戦で一匹でも多くの女王蜂を駆除し、ツマアカスズメバチの数を減らすことができれば、と考えています。大作戦は、5月の末日まで実施します。