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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

ツシマヤマネコの保護について

2016年01月05日
センター職員日誌 西野

平成27年12月26日(土)、対馬市上対馬町豊において、対馬野生生物保護センター(以下、「センター」といいます。)の職員が衰弱しているツシマヤマネコを発見し、住民の協力を得て保護し、センターに収容しましたのでお知らせします。



1 保護の経緯

  平成27年12月26日(土)午後2時頃、上対馬町豊の山林内で野外調査中のセンター職員が衰弱しているツシマヤマネコを発見し、午後3時30分頃に住民の協力を得て保護しました。

  その後、センターにおいて検査を行ったところ左前肢に外傷があり麻痺している状態でした。

2 個体情報


(1)性別 メス


(2)年齢 成獣


(3)個体の状態   左前肢に外傷があり、麻痺しています。

           削痩が著しく、低血糖や低栄養性貧血が認められました。

           左前肢麻痺により十分な食事を確保できない時期が長期に渡っていたことが予測さ  

           れます。

(4)FIV、FeLV検査 簡易検査の結果、陰性。

   (FIV:ネコ免疫不全ウイルス、FeLV:ネコ白血病ウイルス)


(5)今後の予定

  引き続きセンターにて治療を継続し、今後の回復に応じて放獣等の対応を検討します。