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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

西海国立公園九十九島動植物園におけるツシマヤマネコの死亡について

2015年07月28日
ツシマヤマネコニュース 西野

環境省では、絶滅危惧種のツシマヤマネコの保護を図るため、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(通称「種の保存法」)に基づく保護増殖事業を実施しています。

その一環として、環境省より(公社)日本動物園水族館協会に依頼を行い、国内の計11施設(飼育施設9施設、飼育予定施設2施設)に協力いただき飼育下繁殖事業に取り組んでいただいているところです。

このたび、西海国立公園九十九島動植物園より、同園で飼育しておりましたツシマヤマネコ1頭(No.38、成獣、メス)が死亡したとの報告がありましたのでお知らせいたします。



1.状況

  平成27年7月17日に検査により腹部に腫瘍が確認され、手術を行ったが腫瘍の切除は不可能と判断され、その後治療を継続してきましたが、平成27年7月27日午前7時頃に死亡を確認しました。



2.死亡個体概要

年齢:9歳(平成18年4月1日に福岡市動物園で誕生)

性別:メス


3.死因

岐阜大学応用生物科学部 獣医病理学研究室に病理解剖を依頼中です。