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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

学生実習「獣医・飼育コース」

2014年09月05日
センター職員日誌
みなさん、こんにちは。國吉です。

学生実習で、「獣医・飼育コース」を担当した國吉です。
吉岡さんからのパスを受け、獣医・飼育コースのご紹介♪

今年度初めて実施したコース分け、獣医・飼育コースは男女1名ずつの計2名。どちらも獣医学科の子が参加してくれました。

センターでは、飼育スタッフについて、ヤマネコの飼育を実際に体験してもらいました。清掃やケージ内の整備が主な作業となりましたが、ヤマネコにとって安全で快適、そして、きちんと飼育管理できる環境の創出について学んでもらいました。





また、現在センターで進めているハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)にも参加してもらったり、保護収容中のヤマネコの治療風景を見てもらったり、間近でヤマネコを感じてもらうことができたと思います。
そして、飼育下繁殖個体として展示飼育されている「福馬くん」に対するスタッフの態度と近いうちに野生復帰を念頭においている保護収容中のヤマネコとでは飼育スタイルが違うというところも、実際に実習に参加したからこそ、身をもって実感できたのではないでしょうか。







また、目保呂にある馬事公園にて、対州馬の飼育実習にも参加してもらいました。篠原さんをはじめ、馬事公園スタッフの丁寧なご指導の下、馬を取り扱う基本的なところから、歴史や対馬の人々との関わり方など、文化的な側面までいかに魅力的な馬であるかというスタッフの熱い想いを、しっかりと受け止めているようでした。
たった1日という短い時間ではありましたが、すっかり対州馬の虜となっていました。



他にも、佐須奈の動物病院での実習やタケスエスーパーでの捨てペット防止キャンペーンへの参加等、色々な事に参加してもらいました。





今回の実習が、参加してくれた学生にとって実り多いものになっていれば嬉しいです。そしていつの日か、野生動物に関わる獣医師として、再会できる日を楽しみにしています。