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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

「舟志の森」の草刈り作業

2014年07月09日
センター職員日誌
こんにちは!アクティブレンジャーの蔭浦です。

梅雨ならではのじめじめしたお天気が続いていますが、みなさんいかがおすごしでしょうか?
そんななか天気に恵まれた6月29日(日)、「舟志の森」の草刈り作業を行ってきました!

舟志の森づくりは、2007年から上対馬町舟志区にある住友大阪セメント株式会社の所有する土地に植樹を行い、舟志区、ツシマヤマネコ応援団、対馬市、住友大阪セメント株式会社のメンバーからなる舟志の森づくり推進委員会が協力して、ツシマヤマネコをはじめとする野生生物の保全に取り組むモデル林を確立し、森林や野生生物保全への意識向上を図ることを目的として始まりました。

「舟志の森」では、シカによって植樹した若い苗が傷つけられるのを防ぐため、周囲にシカ除け用のネットを張っていました。そのため、雑草はシカに食べられることなく成長し、今度は苗を追い越すほど大きく育ってしまいます。今回の草刈りは、定期的に周囲の雑草を刈ることで植樹した苗の成長を妨げないようにすることを目的としています。
 
周囲の雑草もさることながら、ドングリの苗はしっかり大きく育っており、雑草に負けないくらいたくましくなっていました!


しかしながら、雑草の伸びは想像以上でした・・・。

今回は、対馬市、ツシマヤマネコ応援団事務局、センターのスタッフの総勢4名で、草刈り機総出で行いました。

やはり文明の利器はすばらしく、人が隠れるほど伸びた雑草がみるみる刈られていきます!



みんな頑張って刈っています。なんだか草刈り機が板についてきましたね。

最後には、ドングリの木の陰がきれいに見えるほどスッキリしました!!
ちょっと感動しました。


きっと将来たくさんドングリが実ることでしょう。バランスのとれた生態系が築かれて、ヤマネコも住みやすくなるといいですね~(^^)

舟志の森の今後の成長が楽しみな一日でした!!