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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

野生生物保護の現場では・・・

2013年01月24日
センター職員日誌
みなさん、こんにちは。

先週から始めたヤマネコの捕獲調査の成果が上がらず、弱気になっているモテキです。


さて、先日の読売新聞で、北海道・釧路でオオワシやオジロワシなど猛禽類の保護活動で著名な斉藤慶輔さんのコラムを読みました。

2013年1月18日 読売新聞 「オオワシの受難」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/feature/hokkaido1317870788891_02/news/20130118-OYT8T00337.htm


オオワシを取りまく危機的状況の分かり易い解説とストレートな問題提起。

何より、野生生物保護の第一人者として、最前線の現場で奮闘する獣医師の情熱がひしひしと伝わってきますし、その情景も目に浮かびます。


『聖夜に一人、手術台に向かった』

あぁ、なんて素敵な姿なのでしょう。



そう、僕だって保護されたヤマネコを野生復帰させた後は24時間体制のモニタリングでひたすら山籠もりすることもあるじゃないですか!


『深夜に一人、八木アンテナを振った』

うーん、何だかこれじゃあただの不審者みたい・・・(^^;)



やはり、ここは我らがヤマネコの主治医こと獣医・越田さんでしょう!


『深夜に手術を終えて一人、佐須奈峠へと走り出した。
 生死の瀬戸際を彷徨う命と格闘した心身には、山の冷気が心地よい。』

あ、いいっすね☆


これまで立ち会ったギリギリの命たち。

救ったことも救えなかったことも全て含めて、彼らの思いを背負って今日もまた現場に立つその姿に憧れる対馬ッ子は少なくないのです。

そんな対馬ッ子たちは、きっとこの先も対馬の自然に興味を持ち、対馬の未来を支える存在になってくれることでしょう!