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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

ツシマヤマネコの死体収容について

2012年02月14日
ツシマヤマネコニュース
2月13日(月)、対馬市上対馬町河内(かわち)においてツシマヤマネコの死体を、対馬野生生物保護センター(以下、「センター」といいます。)が収容しました。

1 死体が収容された経緯
  2月13日(月)午後5時半ごろ、追跡調査を行っていたツシマヤマネコが対馬市上対馬町河内で死亡しているのをセンター職員が発見し、ツシマヤマネコの死体を収容しました。
  収容されたツシマヤマネコは平成22年1月2日(土)に対馬市上対馬町河内でイエネコに襲われているところを保護され、平成23年6月8日(水)に対馬市上対馬町河内で放獣され、その後は追跡調査により河内周辺で生存が確認されていました。センターでは追跡期間中の平成23年9月5日と平成24年1月2日の2回、捕獲を実施し、血液検査等の詳細検査により健康状態を確認していました。検査後は捕獲地点で放獣され、その後も追跡調査により2月3日(金)まで生存が確認されていました。

2 死体の個体情報
(1)性別 メス
(2)年齢 成獣
(3)体重 1,850g
(4)個体の状況 栄養状態不良。外傷なし
(5)死因 栄養状態・外傷がないこと及び発見時の状況より、衰弱し凍死したものと推測される。詳細については、山口大学に病理解剖を依頼し調査中
(6)FIV、FeLV検査 未検査
   (FIV:ネコ免疫不全ウイルス、FeLV:ネコ白血病ウイルス)