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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

ツシマヤマネコの死体収容について(お知らせ)

2012年01月11日
ツシマヤマネコニュース
1月10日(火)、対馬市上県町佐護(さご)の佐護川河口においてツシマヤマネコの死体を、対馬野生生物保護センター(以下、「センター」といいます。)が収容しました。

1 死体が収容された経緯
  1月10日(火)午前11時ごろ、対馬市上県町佐護の佐護川河口で死亡しているツシマヤマネコを地域住民が発見し、通報を受けたセンター職員がツシマヤマネコの死体を収容しました。

2 死体の個体情報
(1)性別 オス
(2)年齢 亜成獣
(3)体重 推定1,800g程度(実測2,085g)
(4)個体の状況 栄養状態良好。鼻に擦過傷、両側上下顎臼歯の摩耗、尾根部腹側に開放創が認められた。水中にあったことによる損傷が少ないことから、死後比較的短時間のうちに発見されたと考えられる。
(5)死因 多量の水を飲み込んでおり、溺死したものと推測される(死亡後水中に転落したのではない)。詳細については、山口大学に病理解剖を依頼し調査中。
(6)FIV、FeLV検査 簡易検査で陰性
   (FIV:ネコ免疫不全ウイルス、FeLV:ネコ白血病ウイルス)