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ツシマヤマネコニュース
対馬の下島におけるツシマヤマネコ生息情報の確認について
2011年12月28日
ツシマヤマネコニュース
種の保存法に基づく国内希少野生動植物種であるツシマヤマネコの生息数は、対馬全体で80~110頭と推定され、特に、対馬の下島においては、近年、確実な生息情報は非常に限られたものとなっています。
今般、環境省から長崎県に委託し実施している痕跡調査にご協力いただいている調査員から、個人的に撮影された下島におけるツシマヤマネコの映像の提供を受け、ツシマヤマネコであることが確認されたのでお知らせします。
1 確認の経緯
環境省及び長崎県は、種の保存法に基づく国内希少野生動植物種であるツシマヤマネコの生息状況を把握するための調査を実施している。
対馬の下島における調査については、近年わずかに生息の可能性を示す情報がある下島南部の厳原町内山周辺を中心として、平成18年度以降、痕跡調査、自動撮影調査を行ってきたところであるが、平成21年12月に同町小浦周辺で、ツシマヤマネコの亜成獣が保護され、平成22年9月に美津島町黒瀬においてツシマヤマネコのオスの糞が採取されたことから、それまでの調査範囲を拡げてきたところである。
平成23年12月25日及び26日に、環境省から長崎県に委託し実施している痕跡調査にご協力いただいている調査員より、12月24日及び25日にツシマヤマネコの映像を対馬市美津島町黒瀬で個人的に撮影したとの連絡があり、対馬野生生物保護センターにおいて、ツシマヤマネコであることが確認された。
なお、ツシマヤマネコの可能性のある糞も採取されており、現在、長崎県環境保健研究センターにDNA分析を依頼している。
2 過去の下島における調査の成果
*下島においては、ヤマネコのものと思われる糞等の痕跡は、1990年代まで確認されていたが、平成17年度公表の生息状況調査では、確実な生息情報を得ることができなかった。平成19年3月に下島において自動撮影カメラ調査によって昭和59年以来23年ぶりに確実な生息が確認されてからの確実なヤマネコの生息情報は以下のとおりとなっている。
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3 結果の評価
今回の結果により、美津島町黒瀬においてツシマヤマネコが生息していることが改めて確認できた。今後、DNA分析の結果を踏まえ、関係行政機関、専門家等と協議し、追加の調査等について検討していく予定。
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4 撮影されたツシマヤマネコ
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今般、環境省から長崎県に委託し実施している痕跡調査にご協力いただいている調査員から、個人的に撮影された下島におけるツシマヤマネコの映像の提供を受け、ツシマヤマネコであることが確認されたのでお知らせします。
1 確認の経緯
環境省及び長崎県は、種の保存法に基づく国内希少野生動植物種であるツシマヤマネコの生息状況を把握するための調査を実施している。
対馬の下島における調査については、近年わずかに生息の可能性を示す情報がある下島南部の厳原町内山周辺を中心として、平成18年度以降、痕跡調査、自動撮影調査を行ってきたところであるが、平成21年12月に同町小浦周辺で、ツシマヤマネコの亜成獣が保護され、平成22年9月に美津島町黒瀬においてツシマヤマネコのオスの糞が採取されたことから、それまでの調査範囲を拡げてきたところである。
平成23年12月25日及び26日に、環境省から長崎県に委託し実施している痕跡調査にご協力いただいている調査員より、12月24日及び25日にツシマヤマネコの映像を対馬市美津島町黒瀬で個人的に撮影したとの連絡があり、対馬野生生物保護センターにおいて、ツシマヤマネコであることが確認された。
なお、ツシマヤマネコの可能性のある糞も採取されており、現在、長崎県環境保健研究センターにDNA分析を依頼している。
2 過去の下島における調査の成果
*下島においては、ヤマネコのものと思われる糞等の痕跡は、1990年代まで確認されていたが、平成17年度公表の生息状況調査では、確実な生息情報を得ることができなかった。平成19年3月に下島において自動撮影カメラ調査によって昭和59年以来23年ぶりに確実な生息が確認されてからの確実なヤマネコの生息情報は以下のとおりとなっている。
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3 結果の評価
今回の結果により、美津島町黒瀬においてツシマヤマネコが生息していることが改めて確認できた。今後、DNA分析の結果を踏まえ、関係行政機関、専門家等と協議し、追加の調査等について検討していく予定。
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4 撮影されたツシマヤマネコ
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