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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

ツシマヤマネコ交通事故展開催について

2011年11月16日
ツシマヤマネコニュース
ツシマヤマネコの交通事故は、平成4年以降58件発生し51頭が死亡しています。今年度は10月に立て続けに2件、11月7日に1件発生しており、約1カ月の間に3頭のツシマヤマネコが死亡しています。交通事故の再発防止のために対馬野生生物保護センターにおいて交通事故展を開始しましたので、お知らせいたします。

Ⅰ 交通事故展の趣旨
 ツシマヤマネコの交通事故は、統計を取り始めた平成4年以降これまで58件発生しており、そのうち助かった個体はわずか7頭でした。
昨年度は、交通事故が起きるペースが例年より早かったため、非常事態宣言を出し、普及啓発を強化するなど、ツシマヤマネコの交通事故防止に努めてきましたが、今年度はすでに3件発生し、すべて死亡しています。
 また、最近ではシカやイノシシの個体数の増加に伴い、交通事故の危険性が高くなっており、これまでもシカとぶつかったと言った情報が寄せられています。他地域ではシカと衝突した車を運転していたドライバーが死亡したという事例もあります。
 今回開催する交通事故展では、ツシマヤマネコの交通事故の発生を防ぐとともに、野生動物との交通事故の危険性や防止策について知っていただくことを目的に開催します。

Ⅱ 交通事故展の内容
 ・交通事故の実態を知ってもらうパネル展示
 ・ぷち交通事故写真展開催(交通事故個体写真の公開)
 ・映像による交通事故防止の取り組みの紹介
(過去に放送した、つばきちゃんと一緒(ヤマネコ講座)等を放映します)

Ⅲ 開催期間
平成23年11月15日~12月15日