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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

田んぼの学校 ビオトープ♪

2011年10月19日
センター職員日誌
 こんにちは♪久しぶりの投稿です。
19日は佐護小学校の田んぼの学校でした。が!
朝からあいにくの雨。。。中止かなぁ~どうかなぁ~と不安になりつつもとにかく開始!


その日は田んぼではなく、田んぼの横のビオトープと水田魚道で生き物調査を行いました。水田魚道というのは、その名の通り水田につくる魚の通り道です。これを作る事によって田んぼが産卵場所になり、魚を増やすことができます。昔は田んぼも水路も同じくらいの高さでしたが、「圃場整備」といって田んぼの区画を作業がしやすいように整備しました。すると水路と田んぼの高さにかなり差が出来てしまいました。すると魚は田んぼには上がれず、産卵はできません。その結果、魚は限られた場所でしか住むことができなくなります。そこで魚が水路と田んぼを行き来できるように水路と田んぼをつなぐ魚道をつけることににしようというのがはじまりです。
また、ビオトープというのは生き物がいる空間、という意味です。これは池ですが、それだけでなく川、森林、公園、ビルの壁などいろんな形があります。
ここにどんな生き物がいるのか。そして、このような環境があることによってどんな影響があるのだろう??ということを考えることが今日の目標です。

 前日にしかけておいた水田魚道の入り口の網を確かめると、たくさんの生き物たちが!しかも、なんとウナギの稚魚まで!ウナギは未だに生活史に謎のおおい生き物ですが、まさか水田魚道を遡上してくるとは。。。すごいですねー


その後は、ビオトープの周りで生き物調査開始!思い思いに網を持って生き物を捕まえたり、ビオトープに入ったり。子供たちが想像よりもずっと楽しそうだったので、途中からは水遊びに夢中になっていたりしましたが、まぁいっか笑


自動撮影カメラの説明


ビオトープで捕まえた生き物を調べたり、スケッチしたり。。。


みんな真剣です。
今回は学校を飛び出しての体験でしたが、これで今年の体験学習は終了です。これから発表会にむけて子供たちは班ごとにテーマを決めて調べに取り組みます。どんな発表が聞けるのかとても楽しみにしています!!がんばってね~