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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

ツシマヤマネコの保護と死体収容について(お知らせ)

2011年07月07日
ツシマヤマネコニュース
対馬野生生物保護センター(以下、「センター」と呼びます)では、7月4日(月)、対馬市上県町佐護(さご)においてツシマヤマネコを保護しましたが、5日(火)朝に死亡を確認いたしました。また、7月6日(水)、対馬市上県町鹿見(ししみ)において死亡していたツシマヤマネコを収容しました。

Ⅰ.7月4日に保護され、翌日朝死亡したツシマヤマネコについて
1 収容された経緯
7月4日(月)18時10分頃、地域住民から、上県地域活性化センターを経由して、上県町佐護でツシマヤマネコの仔を発見したとの連絡がセンターにありました。
対馬野生生物保護センター職員が現場に向かい、ツシマヤマネコを保護し、19時過ぎに対馬野生生物保護センターに収容し、治療を行いましたが、7月5日(火)午前6時15分ごろ、死亡を確認いたしました。

2 個体の情報
(1)性別 メス
(2)年齢 幼獣
(3)体重 445g
(4)個体の状況   削痩、衰弱、ハエウジ症
(5)原因   低栄養
(6)FIV、FeLV簡易検査  陰性
   (FIV:ネコ免疫不全ウイルス、FeLV:ネコ白血病ウイルス)

Ⅱ.7月6日に死体を収容したツシマヤマネコについて
1 収容された経緯
7月6日(水)午前9時前、地域住民から、上県地域活性化センターを経由して、上県町鹿見でツシマヤマネコの仔の死体を発見したとの連絡がセンターにありました。
対馬野生生物保護センター職員が現場に向かい、死体を回収し、午前11時前に対馬野生生物保護センターに収容しました。

2 個体の情報
(1)性別 メス
(2)年齢 幼獣
(3)体重 360g(一部食害されているため参考)
(4)個体の状況   削痩、鼻出血
(5)原因   不明
(6)FIV、FeLV簡易検査  陰性
   (FIV:ネコ免疫不全ウイルス、FeLV:ネコ白血病ウイルス)


7月4日に保護した際の仔ヤマネコの写真です。

弱っているヤマネコやヤマネコの死体を見つけた方は、至急ヤマネコセンターまでご連絡ください!
ご協力よろしくお願いいたします。