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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

ヤマネコ追跡調査(4/22)

2011年04月22日
センター職員日誌
川口です。

この1週間のモニタリングチームは、先日野生復帰したMs-55に張り付いてましたので、そろそろ他のヤマネコ達の様子も気になります!

 ということで、今日は北は上対馬町から南は豊玉町までのほぼ上島全部をモニタリングしてきました。発信器を付けたヤマネコも先日野生復帰したMs-55を含めると6頭になりました。さすがに6頭となると効率よく回らないとあっという間に時間が過ぎていきます!

 さらに今日は朝から雨模様…しかも途中強雨!!こんな日はホントはテレメしたくない(-_-;) されどやることはきちんとこなさないと…

 なので、今日は北から攻めてみました!!

では、順番に…


佐護のヤマネコMm-48は塩田の直線道路の民家の裏山にいました。最近は海岸の方にいることが多かったですが、久しぶりに湊大橋をとことこと渡ってこちら側にやってきたのでしょう…


上対馬のヤマネコMf-54は富浦(とみがうら)に落ち着いてからは大きな動きはなく、今日も畑の脇の竹やぶにいました。


峰のヤマネコMs-55は丸一日半ほど小鹿の海岸の方に居ましたが、今日はついに動きがあり、小鹿トンネル北の斜面にいました。


 残りは豊玉の3頭です。

 最初にMn-43を見付けたのですが、なんか電波の状態がおかしい!この斜面にいるならもっと強く電波が入るはず!と思いましたがうまく入りません。。。

 そこで、Ms-52から方探することにしました。Ms-52は前回とあまり変わらず、鯨瀬の半島の先端にいるようでした。

 そのあと戻って、Mn-43にじっくり向き合うことにしましたが、やはり電波の状態は悪いままでした。場所は嵯峨集落奥の谷にいたのですが、ひょっとしたら発信器の寿命が近いのかもしれませんね。。メーカーの情報ではもうしばらく持つはずなんですが…

 Mi-53は前回苦労させられましたが、今日は糸瀬の集落の民家裏の斜面に居ました。

 
 終わってみると、走行距離は100kmを超え、雨もあってかなかなかしんどいテレメでした。次回はもっとスマートにやろう…と思います!!