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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

舟志の萱刈り

2011年04月20日
センター職員日誌
最近、二十四節季という季節の区切り方が気に入っています。
今日は「穀雨」に入りました。
様々な植物を潤す春雨の季節、だそうです。
昨日までは全てが清らかで穢れが無く、明るいという「清明」。


芽吹いたばかりの木の芽や花々が、そう名付けさせたのでしょう。
(写真はちょっとブレていますが…)
昔の人達はとても綺麗な日本語を残してくれたなぁ、と感心しています。

さて、そんな穀雨を目前に、舟志の森では「萱(かや)刈り」が行われました。
「舟志の森」は、ヤマネコが棲みやすい森づくりを目的に、住友大阪セメントさんからお借りし、対馬市や舟志区民の皆さんと一緒に森づくりを進めている所です。
今回は、ネズミの生息数を増やす事を目的に作った萱場で、新しい芽が元気に育つようにと枯れた萱を刈る作業を行いました。

舟志区のお二人と、私の三人で萱を刈る、刈る、刈る…。
ヤマネコやネズミが通りやすいように、刈った萱の整理も行いました。
ヤマネコにとって住みやすい環境は、未だに分からない事だらけ。
舟志の森での試行錯誤は、今後も続きます。