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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

海の自然教室in真栄里を開催しました!

2024年08月19日
関森梓
くよーんなーらー!
石垣自然保護官事務所の関森です。
 
石垣事務所では毎年2回、海の自然教室と題してスノーケリング教室を開催しています。
今年第一回目の「海の自然教室in真栄里」を開催しましたので報告いたします!
 
今回、海の自然教室を行ったのは真栄里海岸です。
真栄里海岸は市街地の近くにありますが、たくさんのサンゴや海の生き物の観察をすることができます。
真栄里海岸位置図の画像
▲真栄里海岸位置図
海に向かう前に、危険な海の生き物やサンゴについて学びました。
海にはハブクラゲやオニダルマオコゼ、ウミヘビなど、危険な生き物が住んでいますが、それぞれの生き物の特徴を理解し、対策をしておくことで海のレジャーを楽しむことができます。肌の露出を防ぐラッシュガードを着用したり、トゲのある生き物から足を守るためにマリンシューズを履くことで自分の身を守りましょう。

サンゴのお話しでは、サンゴが海の中でどんな生活をしているのか、どのような環境要因で数を減らしているか等を学びました。
室内レクチャーの様子
▲室内レクチャーの様子
室内でのレクチャーの後は真栄里海岸に向かいます。
まずは浅瀬にて浮く練習や、器材の付け方、泳ぎ方のレクチャーを受けます。
慣れてきたらサンゴや魚が多くいる、深い場所に向かって泳ぎます。
マイクロアトールと呼ばれる大きなハマサンゴで休憩をしたり、魚の観察をしながら沖の方に向かうとユビエダハマサンゴの群落にたどりつきました。
参加者の中には初めてのスノーケリング体験の方もいましたが、みなさん笑顔で海岸に戻ってきてくれました😀
観察会の様子
▲観察会の様子
マイクロアトール
▲マイクロアトール
ハマクマノミの写真
▲ハマクマノミ
ユビエダハマサンゴの群落の写真
▲ユビエダハマサンゴの群落
今年の夏の八重山の海は高水温の状態が続き、白化現象が進んでいます。実際に海の中の様子を確認し、現状を見ることで、自分たちがサンゴにどのような影響を与えているのか、サンゴを守るためにどのようなアクションを起こせば良いのかを考えるきっかけになったと思います。
次回は米原海岸にて海の自然教室を行います。国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターのHPにて募集を行いますので随時ご確認ください!