アクティブ・レンジャー日記
冬の渡り鳥を探しに。
2015年12月17日はいたい!(こんにちは)
あっという間に年の瀬ですね。
この時期になると慶良間にはたくさんの渡り鳥たちがやって来ます。
ジョウビタキは、スズメ目ヒタキ科。体長15cmほどでスズメより少し大きな小鳥です。
小さな昆虫類を食料としているため、集落周辺や、山間の道路を横切ったり、
数メートル先に飛び去ったり、なかなか写真を撮らせてくれません・・・
胸からお腹にかけてオレンジ色、顔と背は黒く、翼の後ろ側の白斑が目立つオスは、
群れることなく、1羽ずつがなわばりを持って冬を越します。
メスは全体に灰褐色で翼の白斑はオスと同じようにありますが派手さはなくクリンとした目が
とても目立ってかわいらしい印象を受けます。
こちらはタゲリ。キャンプ場の外れで見つけました。
チドリ目チドリ科 全長30cmほどで体の背面は少し光沢のある黒っぽい緑色をしています。
頭部にある冠羽がぴょこんと立っていてかわいいです。慶良間にはごくまれに冬鳥として渡来します。
見つけた時は、心が躍ります。
こちらはオス・メスほぼ同色で頭部の冠羽が少し短いくらいの違いしかありません。
慶良間は海も素晴らしいですが、のんびり山歩きをしてその季節にしか会うことの出来ない
鳥や草花を探すのも魅力的な国立公園です。