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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

ツシマヤマネコの保護収容について

2015年05月28日
センター職員日誌 西野

平成27年5月22日(金)、対馬市上県町佐護の山林において錯誤捕獲されたツシマヤマネコを発見したとの連絡があり、対馬野生生物保護センター(以下、「センター」といいます。)が保護しましたのでお知らせします。

1 保護の経緯

  平成27年5月22日(金)午前11時頃、対馬市職員よりセンターに上県町佐護の山林内でシカ用のワナに錯誤捕獲されたツシマヤマネコを発見したとの連絡があり、センター職員が現地にて保護し、12時30分頃センターに収容しました。

  その後、センターにおいて検査を行ったところ腹部に擦り傷があるものの、血液検査等の結果は異常ありませんでした。

  念のため数日間経過を観察した後に放獣する予定です。

2 個体情報

(1)性別 オス

(2)年齢 成獣

(3)体重 3,670g

(4)FIV、FeLV検査 簡易検査で陰性

   (FIV:ネコ免疫不全ウイルス、FeLV:ネコ白血病ウイルス)

3 普及啓発の内容

 狩猟をされる方におかれましては、引き続きワナの適切な管理をお願いいたします。

 また、錯誤捕獲されたり負傷しているツシマヤマネコを発見した場合は、速やかに対馬野生生物保護センター(0920-84-5577)までご連絡くださるよう、お願いいたします。

なお、死体の場合も、死因を究明し、今後の対策を検討するために回収していますので、あわせてご連絡をお願いします。