アクティブ・レンジャー日記

　みなさん、はいさい（こんにちは）。

　やんばる野生生物保護センターの藤田です。

　本日は皆さんに、ヤンバルクイナ交通事故防止重点区間についてお話しします。

　このアクティブレンジャー日記でこれまでにも何度か触れたのですが、やんばるに住む希少な野生動物が交通事故に遭うことが度々あります。

ヤンバルクイナは特に県道70号線の8.2kpから10.0kpまでの間で交通事故に遭うことが多かったため、2011年にこの区間をヤンバルクイナ交通事故防止重点区間とすることで、看板の設置や側溝の清掃を行うことで交通事故の防止に努めてきました。

　その甲斐あってか、去年には設置以来、初めてこの重点区間での交通事故が０件となりました。しかしこの重点区間のすぐ後となる10.0kpから12.0kpの間では交通事故が頻発していたため、今年にこの10.0kpから12.0kpまでの区間を重点区間に含めることが決定されました。

そして８月３日、この新たに重点区間となった場所の南端である12.0kpに、重点区間であることを表示する看板の設置を行いました。

　写真の通り、看板を設置した８月３日の時点で今年のヤンバルクイナの交通事故は23件発生しています。

今年は広い範囲で交通事故が発生しており、東村でも事故が確認されています。皆さん、重点区間に限らず、やんばるの道を走るときはよんなー運転をよろしくお願い致します。

それでは、やんばるより藤田でした。