対馬の宝、旧6町すべてで生息を確認!
-ツシマヤマネコ、下島で23年ぶりに発見 長崎県が厳原町内山地区に設置していた自動撮影カメラに、下島では実に23年ぶりにヤマネコが撮影されました。環境省と長崎県は、下島にヤマネコが生息していないか長年調査を続けてきました。しかし、23年間にわたって発見できず、関係者の間では、「下島では絶滅してしまったのではないか」と心配していた矢先の出来事でしたので、関係者一同びっくりしています。対馬の宝であるヤマネコが、旧6町全てに生息していることが確認されたことは大変すばらしいことです。
自動撮影カメラには赤外線センサーがついていて、カメラの前を動物が通ると、自動で撮影できる仕掛けになっています。今回撮影されたのは3月2日の夜で、健康状態のよい成獣が写っていました。右耳の後側の白い斑点があること、体に不明瞭な斑点模様があり、胴長短足であること、太くて長い尾を持っていることなど、ヤマネコの特徴がはっきりと分かる写真でした。残念ながら性別まではわかりませんでした。今後、環境省、長崎県、対馬市で連携して、下島でのヤマネコの生息状況を調査していきたいと考えています。
下島のヤマネコ情報、大募集!
センターでは「下島で最近ヤマネコを見た」という情報を大募集しています。今後、下島の調査を進めていくために、また、保護の対策を考えていくためにも重要な情報になります。「ひょっとしたらヤマネコだったかも」という内容でもかまいません。センターまでお気軽にお電話ください。また、島内に目撃情報を集めるポストも設置します。皆様の情報をお待ちしています! (写真:下島でヤマネコの撮影に成功した自動撮影カメラ)
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