昨年12月9日より、ツシマヤマネコの一般公開が始まりました。公開から1月29日までの期間に、島内から1,952名、島外から722名の来館がありました。この季節、例年は来館者が少ない時期ですから、みなさんヤマネコに会うためにセンターまで来てくださったようです。特に島内でも、今まで足を運ぶには遠かった厳原町、美津島町からのご家族が目立ちます。 対馬に住んでいてもなかなか見る機会のないツシマヤマネコですから、いらっしゃる方のほとんどがヤマネコの実物を見るのは初めてです。見学の後にご記入いただいたアンケートでは、「かわいい」「初めて見て感動した」「保護の重要性を感じた」という感想が多く寄せられました。1月いっぱい募集している名前も、スタッフの予想以上に一生懸命考えてつけてくれています。いい名前を選んで次回の「とらやまの森」で発表しますね。 (写真:一般公開中のツシマヤマネコ)
また、これまで以上にセンター内にある他の展示もじっくり見られる方が多くなったように感じます。ヤマネコを見る、ということだけでなく、彼らをとりまく厳しい現実を知る機会となるよう、これからも展示を工夫していきたいと考えています。 心配していたヤマネコも、今のところそれほどストレスを感じている様子もなく元気にしています。今後も注意深くモニターを続けていきますが、もし体調に異常が見られた場合には、公開は休止することもありえますので、その際はご了承ください。 (写真:観察室から見た公開ケージの様子)
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