対馬野生生物保護センター

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2005年2月:センターの活動日誌・ツシマヤマネコ

2005年2月の活動

広がり

投稿者:大林 投稿日:2005/02/16(水曜) 00:48 No.611

 先日、ツシマヤマネコの死体がセンターのご近所の佐護地区内で発見されました。死んでから相当日数たっていたため、損傷が著しく、内臓等もなく、死因を突き止めるのは少し難問です。ヤマネコの死体回収が今年度5頭目ということを考えると決して明るいニュースではないのですが、いいこともありました。
 実はこの死体2週間ほど前からそこにあると認識されてました。でも普通のネコだと思い放置されていたのです。死体の損傷も激しく普段ヤマネコを見ていない人には当然かもしれません。でもある日佐護小学校の生徒さんがそれを見、さらにしっぽの太さを見てすぐに「ヤマネコだ」と気づいたそうです。そしてセンターに連絡が入り、ヤマネコの死体は無事センターに回収されました。
 佐護小学校の生徒さんは授業でヤマネコのことも勉強していたからすぐに識別できたそうです。ヤマネコ認識が高くなってきてるということで、総合学習をお手伝いしているセンターも少し鼻が高い!!
 回収にいったセンター職員の木村はその生徒さん達に「秘密基地を案内するよ。」と言われたそうです。少しづつセンターが地元にとけ込んでいるのを感じました。

3連休最後の日

投稿者:田代 投稿日:2005/02/13(日曜) 17:19 No.609

 本日は、3連休最後の日で、暖かく、公開中のヤマネコもよく動いていました。来館者も増えて、約60名でした。これから暖かくなるのでヤマネコもよく動くと思います。
 是非、皆さんもつしまるくんにあいに来てくださいね。
 

トラバサミは違法です

投稿者:村山 投稿日:2005/02/09(水曜) 22:28 No.604

4日にトラバサミによって肢を怪我したヤマネコをセンターに保護しました。センター始まって6件目です。危険な猟具であるトラバサミは法律で使用が制限されているものです。

トラバサミには小型哺乳類なら何でもかかってしまいます。ヤマネコ、テン、ネコ、イヌ、そしてあるいは人間の子どももかかってしまったら・・・。色々な観点から、やはりとらばさみは危険であり、しかも問題の解決には至らない猟具です。今回のような事故が1つでも減らすことができるように、とらばさみ以外での鶏小屋被害防除を提案をしていきます。

鶏小屋被害でお困りの方はぜひセンターにご連絡ください。一緒に問題解決を考えさせてください。