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10月24日(日)、2ヶ月ぶりのお散歩観察会が開催されました。今回の参加者は14名、センター前から登っていく棹崎遊歩道コースを歩きました。秋を見つけに行こう!ということで、どんぐり拾いハイキング。たくさん拾えるかな?
遊歩道の脇には黄色い花が咲いています。春は山菜として活躍していたツワブキ、秋は花を楽しませてくれます。
ヤマネコのフン発見!この遊歩道はヤマネコの通り道でもあるんだね~。
スダジイの森に到着しました。みんなどんぐりを探していますが、あまり落ちていません。台風がいくつも対馬を襲ったので、どんぐりが実らなかったようです。今年はイノシシもネズミも森の食べ物が少なくて大変そう・・・
あ!芽が出ているどんぐりを発見!
「少し引っ張ったくらいじゃ抜けないよ!」
遊歩道から林道へ抜けたところで、側溝に何かいるのを発見しました。対馬の固有種、ツシマナメクジです!このナメクジは普通のと違い、家の周りではなく森の中で暮らしています。対馬で育った人から「初めて見た!」という声も。
またまた何かのフン発見!今度は何かの木の実が入っています。近くに生えていた木の実の種と同じでした。
「ムベの実を食べたんだね~」
棹崎公園入り口あたりの斜面にダンギクが咲いていました。もう最盛期は過ぎていましたが、これも対馬の秋の風物詩の一つですね。
黄色い花の群落はセイタカアワダチソウです。見る分にはきれいな花ですが、対馬在来の花を減少させてしまうかもしれない外国から入ってきた植物です。
センター横の池まで戻ってくると、ツワブキのお花畑ができていました。「この花を見ると秋を感じますね。」と、地元の方がおっしゃっていました。秋をたくさんみつけ、対馬の秋を地元の方に教えていただいた観察会でした。