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投稿者:三谷 投稿日:2003/06/13(金曜)21:21No.208
先々週の日誌で、ご紹介したフンの消失調査に行ってきました。
識別したフンを観察しながら巡ると、いろいろな変化が見えて面白いです。あれから10日ほどしかたっていないのですが、早くも消失したフンもありました(写真。前回はここにフンがありました。)。消失の原因には、雨に流れたり、昆虫が分解したり、風で吹き飛ばされたり、といったものがあるようです。
一緒に調査をしてる学生のUさんが、連日、同じ道を痕跡調査をして、落とされた日が特定できるフンがいくつかあります。そんなフンの記録には、『○月○日生まれ』のメモが・・・。でも不思議なもので、識別するとフンでさえも「あのフンはどうなっているかな?」などと思うので、つい「生まれ」って書く気持ちも分かります。
投稿者:荻野 投稿日:2003/06/05(木曜)17:54No.203
前回の日誌でも書きましたが、テレメトリー調査で追っているヤマネコが最近よく同じ場所にいたので、先月の24日に自動撮影カメラを仕掛けてみました。29日に回収し、その写真が今日プリントされて返ってきました。
結果は大成功。36枚撮りのフィルムで35枚に写るという嬉しいことになりました。写真を見る限りでは、保護されていた時よりも太った様、と三谷さん。私は初めてこのヤマネコを見たのですが、私が見ても毛並みもよく元気そうです。
5月にはセンターで保護されたヤマネコが死んでしまった、という残念なことが起こりましたが、こちらの個体は元気に生きていてくれているようで嬉しい限りです。
また、先日私も体験した木庭作での麦刈りも、こうした野生のヤマネコ達がこのヤマネコ同様元気に生きられるほんの少しでも助けになったら嬉しいです。