ホーム >> 報告書・資料・パンフレット >> 過去のセンター活動 >> センターの活動報告(2003年) >> 2003年4月の活動
2003年4月の活動
投稿者:山本 投稿日:2003/04/29(火曜)20:24No.175
上対馬町の鰐浦のヒトツバタゴが7分咲きです。一つ一つは白い小さな花ですが、山全体が白く光るように見えます。
5月4日はヒトツバタゴ祭りですが、このままいくと、ちょうど見ごろになりそうです。お祭りの日は遊覧船が出て、海から花見ができるそうです。違った角度から見るヒトツバタゴはきれいでしょうね。時間のある方は出かけてみてはいかがでしょうか。
午後は第11回の自然教室で、姉崎一馬さんのお話を聞きました。さすがプロの写真家さんで、まずはスライドで見せていただいた写真の美しさに感激でした。他にも30年続けていらっしゃる自然教室のお話など、楽しい時間でした。
投稿者:荻野 投稿日:2003/04/25(金曜)09:44No.173
昨日は日記を書くのを忘れてしまいました。すみません。
昨日は村山さんと朝テレメトリー調査で車で走っている最中、「キエビネ」というラン科の花が自生しているのを発見しました。本当にきれいな花で、それが「花屋」ではなく自然に自生しているなんて!と思うと嬉しく少し感動でした。しかしそんな綺麗な花も最近のエビネブームにより激減しているそうです。そう思うと悲しく、自然を大切にしていきたいという思いが強くなりました。
投稿者:村山 投稿日:2003/04/23(水曜)23:18No.171
山本さんの日誌にあるように、麦が順調に育っています。麦刈りが楽しみです。採れた麦で麦茶を作ってみようかな…。
昨晩はボランティアのNさん親子に夜の動物観察に連れていっていただきました。ヤマネコに出遭えれば・・と期待していましたが、なかなか上手くはゆきませんね。でも、私が特別に好きな「オオコノハズク」を間近でじっくり観察することができました。妖精のようなあのミステリアスな姿が大好きなのです。その他にもアカマダラ、ツシママムシ、掘りかけのカワセミの巣、斜面を駆け上るツシマテンなどを見ることができました。Nさん親子~ありがとうございました。動物の姿を見ることができなくとも、対馬とその自然が大好きなNさんたちの話を聞いているだけで、いつも楽しい気分になってしまいます。
投稿者:荻野 投稿日:2003/04/17(木曜)15:07No.166
はじめまして。昨日からセンターに勤めはじめた荻野、といいます。今日は出勤2日目ですが、初めてテレメトリー調査というものにくっついていきました。発信機をつけているヤマネコの電波を3ヶ所から拾い、今どこにいるのか、と行動を把握するものですがなかなか慣れるまでは難しそうです。けれどもこの近くにヤマネコが実際に生きているかと思うと、本当もう嬉しくて(^O^)また、調査をしている時にもふと足元を見るとわらびが・・・周りも山ばかりで田んぼも多く、ほんとにほのぼの良い景色で何を見ても楽しくて新鮮です!!
午後には、センターに「ケガをしているらしい『アビ』が川にいる」との電話があり、早速車で向かいました。捕獲を試みましたが、見事失敗。アビとは頭は灰色、頬から腹にかけて白色のアビ類では最も小型の渡り鳥だそうで、九州で見るのは本当にまれなようです。今回捕獲を試みたアビは泳ぐ分には問題無いようですが、少しおかしい走り方をしていたのでこれから元気にやってけるよう祈るばかりです。
これから先、対馬の自然を満喫しつつ楽しみながら、頑張って行きたいと思います。みなさんも対馬の自然、味わいにいかがですか?
投稿者:山本 投稿日:2003/04/15(火曜)20:15No.163
痕跡調査(フンを拾う調査)について行きました。とは言っても、私はタラの芽など食べられそうなものがないかばかりを見てしまいました。調査は専門の調査員さんにお任せして・・。タラの芽はもう遅いのですが、その中でも遅く出てきてやわらかそうな芽を摘むと結構な量。夕食のおかずになりました。
写真は、豊玉の猪垣です。猪垣とは呼ばれているものの、実際には江戸時代の馬の放牧場跡だろうということです。対馬の馬は、小さいながらも力持ちの名馬で島外にも輸出(?)されていたそうです。未だに長崎市内の坂道では荷物運びの現役の馬もいるとのこと。
猪垣の前に咲いているのは、コバノミツバツツジです。ゲンカイツツジより少し遅くに咲きます。今、山は新緑がきれいです。春の渡り鳥も増えてきました。私は、この季節の空気の温度やにおいを感じると、田舎の入学式や、対馬に来た2年前のことを思い出します。空気の感じとともにある思い出ってありますよね。
投稿者:山本 投稿日:2003/04/01(火曜)13:45No.154
桜が満開です。桜が咲くと、学校の入学式を思い出します。入学式のような新たな気持ちでツシマヤマネコ保護に取り組んでいきたいと思います。
今朝、佐護平野にナベヅルの群れが来ていました。マナヅルは何度か飛来しているのを見ましたが、ナベヅルは初めてです。更に、今回の群れの中にはカナダヅルが1羽混じっていました。野鳥大好きの実習生が興奮して電話をしてきてくれたので早速見に行きました。カナダヅルは白っぽい少し小型のツルで、日本に来るのはとてもめずらしいそうです。正面からの顔がハート型に見えて、とてもかわいいツルでした。センターの近くにはヤツガシラもいました。
こうして渡り鳥の飛来や植物の変化(タラの芽を食べたり!)などで季節を感じられるのはとても贅沢ですね。