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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコニュース

ツルの北帰行 はじまっています!

2020年02月05日

こんにちは、普及啓発担当の堺です。

今日出勤途中、佐護の田んぼを見てみると、真ん中の辺りに何やら、影が・・・

双眼鏡で見てみると、、、マナヅルです!!

赤い顔と首のグレーと白のストライプ模様がよく目立ちますね。

(写真は双眼鏡とiPhoneを駆使して撮影したので、イマイチですが)

 

1,2,3....と数えてみると、だいたい30羽弱くらいでした。

先日もツルが来たらしいと噂で聞いたのですが、そのときは見れなかったので、

私は今年初確認でした♪

前に鹿児島県の鹿児島市平川動物公園でマナヅルを間近で見ましたが、

近くで見ると本当に大きい鳥で、羽を広げると約210cmもあります。

よく目立つ赤い顔(目の周り)は赤い羽が生えているわけではなく、皮膚が盛り上がっています。餌を食べたり、興奮したりすると、血行が良くなり赤色がより鮮やかになるそうです。

鹿児島県出水地方で冬を越していたマナヅルたちは、繁殖地のアムール川流域や中国北東部に帰って行きます。その空の旅は約2000kmにもなり、途中で休息を取りながら渡っていくそうです。

対馬でも羽を休めに立ち寄ったツルを、毎年このくらいの時期(2~3月頃)にツルを観察することができます。

出水市をツルが飛び立つ状況は鹿児島県出水市ツル博物館クレインパークいずみのHPから見ることができるので、対馬で見られるツルがいつ出水を飛び立ったのかな?と想像して観察するのも面白いです。

ツルは渡りの時に「クルルークルルー」と大きな鳴き声を出すそうです。

皆さんも声が聞こえたら、是非空を見上げてみて下さい(^^)/

編隊飛行をする姿はとってもかっこいいですよ!

これからぞくぞくとやってくるかな~??

身近にツルを観察できるのも対馬ならではですね。毎年楽しみです♪

普及啓発担当 堺真由子