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九州地方環境事務所

ツシマヤマネコの幼獣の保護について(お知らせ)

 令和8年6月3日(水)、対馬中部の美津島町濃部において、ツシマヤマネコの幼獣2頭を保護しましたのでお知らせします。同地点では、5月30日(土)にメス個体の交通事故死体が確認されており、幼獣は本個体の仔ネコの可能性があります。

1 経緯

 令和8年5月30日(土)、美津島町濃部の国道382号沿いでツシマヤマネコ(以下、ヤマネコ)の交通事故死体が発見されました。
 事故地点周辺において調査を行っていたところ、自動撮影カメラに幼獣が撮影されたことから、周辺を捜索した結果、6月3日(水)18時頃、幼獣2頭を発見しました。
 発見場所は、交通事故死体が確認された地点のすぐ近くであったことから、本個体の仔ネコである可能性が高いと判断し、同日19時頃、対馬野生生物保護センター(以下、センター)に収容しました。

2 幼獣の保護について

 ヤマネコの幼獣が保護収容されることは稀であり、平成8年以降では9例目となります。そのうち、母ネコが交通事故に遭った後、幼獣が保護された事例は、平成16年の事例に続き2例目となります。
 なお、今回収容した2頭は、乳歯の状況等から離乳直後と考えられます。現時点では健康状態に大きな問題は見られず、経過は良好です。

3 今後の対応

 収容個体については、引き続きセンターで飼育を行い、経過を観察します。今後、個体の状態や有識者からの助言等を踏まえて、野生復帰の可否の判断、時期や方法等について検討します。
 また、ヤマネコの交通事故防止のために、普及啓発物の配布や交通安全キャンペーン等により、ドライバーへの注意喚起を継続して実施します。

4 安全運転と通報のご協力のお願い

 夏季はヤマネコが子育てを行う重要な時期になります。仔ネコは好奇心が強く、車を恐れずに道路に飛び出してくることがあります。普段の安全運転に加え、本種を含む野生生物への配慮をお願いします。
 万一、本種をはねてしまっても、故意でない限り罪に問われることはありません。速やかな通報が本種の命を救うことにつながりますので、はねてしまった場合や、道路上で見かけた場合は、生死に関わらず通報のご協力をお願いします。

【対馬野生生物保護センター(0920-84(はよ)-5577(ここならせならせ))】

お問い合わせ先

環境省
九州地方環境事務所野生生物課
課長 松木 崇司
課長補佐 永榮 大樹
専門官 伊藤 珠実
TEL 096-322-2413
対馬自然保護官事務所厳原事務室
(ツシマヤマネコ野生順化ステーション)
自然保護官 谷口 晃基
TEL 0920-57-0101