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九州地方環境事務所

地獄温泉源泉散策路のオープンについて

令和6年2月26日(月)
環境省阿蘇くじゅう国立公園管理事務所
所長 三宅 悠介
担当:阿蘇くじゅう国立公園管理事務所 吉岡・荒川
(電話:0967-34-0254)






 
 阿蘇くじゅう国立公園では、平成28年度から、国立公園満喫プロジェクトを推進しており、国内外からの誘客推進のための受入環境の整備に、国・県・市町村および民間が連携して取り組んでいるところです。
 地獄垂玉集団施設地区は、平成28年の熊本地震及びその後の豪雨による土砂崩れにより深刻な被害を受けましたが、順次、復旧作業が進んできました。
 環境省では、同地区の創造的復興や南阿蘇観光の拠点地区としての魅力向上を目的として、今般、地獄温泉の源泉を観察できる「地獄温泉源泉散策路」を新たに整備しましたので、お知らせします。

地獄温泉源泉散策路の概要

場所   :阿蘇くじゅう国立公園 地獄垂玉集団施設地区(南阿蘇村)
見どころ :地獄温泉の源泉は、その上部に旧爆裂火口跡があり、
      火山ガスが噴出し草木の生えない地獄地帯となっている。
      ふもとの地獄温泉という名称の由来となった場所であり、地獄温泉内の「元の湯」
      「たまごの湯」の源泉でもある。
      地獄温泉は1803年に発見された。1808年の掟によると、
      当時は熊本藩士及び僧侶のみ入湯を許可されていた。
      明治以降は一般にも開放され、200年以上にわたり湯治場として栄えてきた。

施設の概要:整備延長106m、木道デッキ29m、砂利・コンクリート園路77m、
      解説板1基、入口サイン1基、ベンチ1基

(参考)位置図、現地写真