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九州地方環境事務所

出水市ツル渡来地における「ツル越冬地利用調整事業」実施について【2021年1月23日~2月7日】

2021年01月15日

出水市ツル渡来地における「ツル越冬地利用調整事業」実施について【2021年1月23日~2月7日】

鹿児島県出水市は、半世紀以上に渡る地域の保護活動により毎年1万羽を越えるナベヅル・マナヅルが渡来する日本最大のツルの越冬地です。近年、ナベヅルは全世界の総個体数の約9割、マナヅルは約5割が渡来するなど国際的にも重要な位置づけにあります。

このたび環境省と出水市では、当地におけるツル類の適正な保護管理及びツルと共生した新たな地域づくりの推進を目的に、利用調整エリアへの「入域制限」と、任意の「越冬地環境保全協力金」のお支払いをお願いする事業を行います。また、この取組に対する理解を深めてもらうことを目的に、本年も「ツルフェスタ」を開催します。期間中、ツル観察センターまでは、指定ルートを通行していただきますので、趣旨をご理解のうえ、ご協力をお願いします。

1.名称

ツル越冬地利用調整事業

2.実施期間

利用調整:2021年1月23日(土)~2月7日(日)終日の16日間

ツルフェスタ:2021年1月30日(土)・31日(日)、2月6日(土)・7日(日)

3.実施主体

1)共催

環境省九州地方環境事務所・出水市 

2)協賛

赤鶏農業協同組合、鹿児島トヨタ自動車株式会社、

興和光学株式会社、マルイ農業協同組合

3)後援

出水干拓東土地改良区、(一社)出水市観光協会、出水商工会議所、出水平野土地改良区、

鹿児島いずみ農業協同組合、北さつま漁業協同組合、高尾野内水面漁業協同組合、鶴の町商工会

4.実施内容

1)利用調整(利用調整エリアへの入域制限の実施)

・ツル及びツル越冬地の保護と地域の農水産業・観光との両立に向け、「ツルへの配慮」、「地域住民と来訪者との共生」、「鳥インフルエンザ等感染症の防疫」の観点から、期間中、利用者の理解を得たうえで、利用調整エリアへの不特定多数の人や車の入域を制限します。

・利用調整の対象者は主にツル類の観察等の観光目的の方で、ツル観察センターでレクチャー受講後に、指定ルートを決められた手段(専用車、ミニバスツアー、マイカー等)で通行していただきます。同エリアの農地所有者や漁業関係者、住民の方は対象とはなりません。

2)協力金(越冬地環境保全協力金のお願い)

・出水市の取組として、ツル越冬地の環境保全、防疫体制の強化、ツルの保護管理に充てるため、利用調整の期間中は、越冬地環境保全協力金の受領ポイントを設けます。利用調整エリアへ入域される方を対象に、任意でお支払いをお願いします。

・協力金をお支払いいただいた方には特典として「ツル観察センター」と「クレインパークいずみ」の両入館券付きの協力証(入域証)を配布し、ミニバスツアー(1/30・31、2/6・7)や専用車への乗車体験(双眼鏡の貸出し)ができます。

3)ツルフェスタ

・ミニバスツアーの運行などのイベントを実施予定です。

※その他にも、土日限定でクレインパークやツル観察センターで出店や展示を行います。また、ツルフェスタ前日(1/29)には、出水市主催のラムサール条約登録に向けたワイズユースを考えるシンポジウムを開催します。

※新型コロナウィルスの影響により、実施内容等変更する場合があります。

詳細はチラシ、またはURLをご参照ください。

ツル越冬地利用調整事業チラシ.pdf

https://www.izumi-navi.jp/news/detail/237(出水市HP)

※「ミニバスツアー」の運行中止について【1月26日決定】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため「ミニバスツアー(1/30・31、2/6・7)」の運行は中止となりました。

※ラムサール条約登録に向けた「ワイズユースを考えるシンポジウム」の会場変更について

2021年1月29日(金)午後6時から午後8時に開催します「ワイズユースを考えるシンポジウム」は、新型コロナ感染症対策のため、市役所本庁4階 大会議室 から マルマエ音楽ホール に変更になりますので、ご了承ください。

問合せ先

出水市ラムサール推進室

鹿児島県出水市文化町1000 TEL: 0996-63-8915 FAX: 0996-62-8915

※取材の場合は、ツル観察センターにある受付本部(当日緊急連絡先:090-2513-4443)へお越しください。

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