霧島錦江湾国立公園大浪池園地休憩所の開設について
2020年09月01日
霧島錦江湾国立公園大浪池園地休憩所の開設について
環境省では「国立公園満喫プロジェクト」の一環として、霧島錦江湾国立公園大浪池において、登山者の利用環境の向上を目的とした休憩所を整備しました。令和2年9月1日(火)より供用を開始しますのでお知らせいたします。
なお、無人の休憩所ですので、利用の際は各自において新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を必ず実施ください。
施設整備の目的
大浪池は韓国岳の眼下に広がる、霧島連山を代表する火口湖です。春のマンサク、夏のミヤマキリシマ、秋の紅葉、冬の霧氷等、四季折々の景観を楽しみに、年間を通じて多くの登山者が訪れます。
環境省では、政府が平成28年3月30日にとりまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、日本の国立公園について世界水準の「ナショナルパーク」としてのブランド化を図ることを目標とする「国立公園満喫プロジェクト」を立ち上げ、先導的モデル地区として8箇所の国立公園を選定し、各種取り組みを計画的・集中的に実施しています。
霧島錦江湾国立公園は8箇所のうちの1つとして選定され、霧島錦江湾地域協議会により平成28年12月に策定された「霧島錦江湾国立公園ステップアッププログラム2020」に基づき、自治体・関係機関と連携しながら様々な取組を進めているところです。
本休憩所は、大浪池を訪れる登山者の休憩拠点の確保や訪日外国人を含む登山者への情報発信、携帯トイレの利用促進による周辺環境の保全等、利用環境の向上を目的として整備したものです。
施設の詳細
- 場所 鹿児島県霧島市牧園町高千穂(大浪池登山口から50分程度)
- 構造 木造平屋建て
- 建築面積 42.50㎡
- 携帯用トイレブース1基併設
- 内部に大浪池周辺の自然環境や歴史等に関する展示パネル(英語併記)を設置
- 握りこぶし大程度までの噴石対応を想定し、屋根及び外壁の一部に高性能繊維シート(アラミド繊維シート)を施工
利用上の注意
- 宿泊はできません。
- トイレをご利用の際は携帯トイレをご持参ください。携帯トイレは登山用品店のほか、えびのエコミュージアムセンターや高千穂河原ビジターセンター等でも販売しています。使用済みの携帯トイレは持ち帰り、大浪池登山口の公衆トイレ等に設置してある専用の回収ボックスに捨ててください。
- 室内での喫煙や登山用ガスバーナー等の火気の使用は禁止します。
- 新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、利用の際は以下の事項を遵守ください。
①ソーシャルディスタンスを保つ。
②長時間の滞在はせず、ソーシャルディスタンスを保てない場合は入室を控える。
③入口の扉は開放したまま入退室する。
④室内ではマスクを着用する。
参考事項
国立公園満喫プロジェクト http://www..env.go.jp/nature/mankitsu-project/
本件に関する問合せ先
環境省えびの管理官事務所(担当:原澤)
電話:0984-33-1108