出水市ツル渡来地における社会実験「パーク&ライド出水ツルフェスタ」の実施について【開催済】
出水市ツル渡来地における社会実験「パーク&ライド出水ツルフェスタ」の実施について【開催済】
九州地方環境事務所では、ツルの渡来地である鹿児島県出水市において、ツルと共生する地域社会づくりの検討を進めています。その一環として、来訪者の皆さまへツル渡来地の現状を伝えるとともに、新たなツルとの共存のあり方を模索し、持続的な地域づくりをめざす社会実験「パーク&ライド出水ツルフェスタ」を開催しますので、皆様のご参加をお待ちしております。
1.趣旨
鹿児島県出水市は、半世紀以上に渡る地域の皆さまの保護の努力により、毎年1万羽を超えるナベヅル・マナヅルが渡来します。しかしながら、ツルをはじめとした多くの野鳥が集中することで鳥インフルエンザ等の集団感染が心配されます。そのため、地元では徹底した防疫体制がとられていますが、ツルを観察しようと出入りする自動車が多いほどリスクは高まります。また、ツル渡来地では冬期も農業が営まれているため、路上でツルを観察する人がいたり路上駐車が行われたりすると農作業や通行の妨げになることがあります。
このようなツル渡来地の現状を来訪者にお伝えするとともに、地域が抱える課題を解決するため、市民と行政の協力のもと、平成28年度よりツル渡来地でのマイカー通行を規制し、バスへ乗り換えてもらう社会実験を開始し、人もツルも安心して暮らせる地域をめざしています。
2.事業主体
主催:九州地方環境事務所(事業請負者:公益財団法人日本生態系協会)
共催:出水市、出水市教育委員会
協賛:赤鶏農業協同組合、マルイ農業協同組合、興和光学株式会社
3.実施日時・会場
日時:2019年1月19・20日(土・日)及び2月2・3日(土・日) 8:45~16:30
会場:ツル観察センター(出水市荘2478-4)
4.実施内容
(1)ツル渡来地でのマイカー規制
ツル渡来地内は、農作業者、干拓地内居住者、バス、タクシー、福祉車両等を除き、車両の通行を規制します。ご不便をおかけしますが、ご理解・ご協力よろしくお願いいたします。(※マイカー規制エリアは添付の資料(PDF)をご参照願います。ツル観察センターへは、マイカーでお越しいただけます。)
(2)地元ガイドとめぐる「ツル渡来地周遊バスツアー」
ツル観察センターを発着とする、ガイド付きバスツアーを運行します。ツルガイド博士の子供たちと野鳥やツルの歴史、ツルと農業・水産業との関わりが深い地元ガイドが案内する、3つのコースをご用意しました(※詳細は添付のチラシ(PDF)をご参照願います)。
○運行スケジュール:9:30~16:00まで30分間隔(所要時間40分、各回20名)
○料金:大人320円、大学・高校生250円、中学生以下120円、未就学児無料
※チケットの提示でツル観察センター・クレインパークいずみの両館に入場可能です。
5.その他
(1)別会場での催し物
ツルフェスタの実施中、クレインパークいずみでは、地元高校生によるカフェや、出水
の特産品、土産物などの屋台が多数出店されます。
(2)クレインパーク企画展「写真で見る出水とツル」
期間:2018年12月22日(土)~2019年2月24日(日)
場所:クレインパークいずみ1階企画展示室
観覧料:無料
※詳細は以下のURL(クレインパークいずみHP)をご覧ください。
https://www.city.kagoshima-izumi.lg.jp/page/page_02933.html
(3)前夜祭イベント「ツル渡来地・出水の地域資源を活かしたまちづくりシンポジウム」
日時:2019年2月1日(金) 18:00~20:30
場所:出水市役所1階多目的ホール
主催:公益財団法人日本生態系協会
共催:出水市、出水市教育委員会
後援:環境省九州地方環境事務所、鹿児島県、出水市観光協会
※詳細は添付のチラシ(PDF)をご覧ください。
※上記は予定であり、天候等事情により変更中止になる場合があります。予めご承知ください。
別添資料
担当
九州地方環境事務所 野生生物課
課長 鑪 雅哉
課長補佐 歌野博幸
電話(096)322-2413
出水自然保護官事務所
自然保護官 中村陽子
電話(0996)63-8977