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九州地方環境事務所

報道発表資料

2026年01月15日
  • 報道発表

霧島市のゼロカーボンパーク登録について

 環境省では、国立公園の脱炭素化に向けて、令和3年3月より「ゼロカーボンパーク」の取組を推進しています。この度、霧島錦江湾国立公園の霧島地域に位置する鹿児島県霧島市が全国で22件目 のゼロカーボンパークに登録されましたのでお知らせします。
霧島市は、ゼロカーボンパークとして、自然環境に配慮した脱炭素の取組、エリア全体の脱炭素化を進める取組、サステナブルな観光地づくり、国立公園利用者への普及啓発などに取り組んでいくこととしています。九州地方環境事務所では、これらのゼロカーボンパークの取組を支援してまいります。
 
今般、ゼロカーボンパークとして登録されることになった取組の概要は、以下のとおりです。

概要

1. 霧島錦江湾国立公園(霧島地域)

 霧島錦江湾国立公園は、我が国最初の国立公園の一つであり、昭和9(1934)年に霧島国立公園として誕生しました。本公園は、大きく北部と南部に区分され、それぞれ霧島地域、錦江湾地域として、特徴的な景観を有しています。霧島市の位置する公園北部の霧島地域では、大小20以上の火山が連なり、火山活動に伴って誕生した火口湖、噴気現象、温泉及び高原などとともに、自然植生も多く残されています。霧島地域の主な利用拠点であるえびの高原、霧島温泉郷、高千穂河原、霧島神宮などには、多くの観光客などが訪れます。

  • 1934年・・・「霧島国立公園」に指定
  • 2010年9月・・・霧島ジオパークが日本ジオパークに認定
  • 2023年2月・・・霧島市ゼロカーボンシティを宣言

2.ゼロカーボンに向けた霧島市の取組

①公共施設や宿泊施設等の再エネ活用や省エネ設備の導入
  • ◆公園内にある宿泊施設等においては、省エネ対策として、省エネ機器や高効率設備等への設備導入・更新を促進します。
  • ◆温泉熱を利用したバイナリー発電施設の設置、地中熱を利用した空調システムの導入を促進します。

② CO₂を吸収する森林の適切な管理

  • ​◆豊富な森林資源に関して、間伐や再造林などの適切な整備を進めることにより吸収源の確保を図ります。(適切な森林整備、植林・緑化活動への参加、かごしまエコファンドの活用)

③ 公共交通の利用促進によるCO2排出削減など

  • ◆公園内を周遊する霧島連山周遊バスや市内各所を巡回する霧島神宮アクセスバスの利用促進を図り、環境負荷の少ない公共交通観光を推奨します。
  • ◆レンタサイクル(電動アシスト付自転車を含む)の活用推進による二次交通のCO2排出削減、次世代自動車の導入促進及び充電インフラの整備を推進します。

④ サステナブルな観光地づくりの推進

  • ◆空の玄関口である鹿児島空港から国立公園内の温泉宿泊施設や霧島神宮、霧島神話の里公園や霧島神宮駅を繋ぎ巡回している霧島神宮アクセスバスを中心に公共交通機関の促進マイカー利用抑制、また、観光を通じた地域の生活文化の情報発信による域内ならではのモノコト保全の検討など持続可能な観光地づくりを推進します。

⑤ プラスチックゴミ削減対策

  • ◆登山客や観光客が多い国立公園内の利用拠点施設において、分別回収を実施するなど、プラスチックゴミ削減の普及啓発を推進します。

⑥ 脱炭素・脱プラスチックを促すための啓発活動

  • ◆脱炭素・脱プラスチックの取り組みであるマイボトルの使用や資源ゴミの分別など、身近な脱炭素活動を周知し、霧島錦江湾国立公園・霧島地域に訪れる方と共にゼロカーボンの実現を目指します。

3. 参考

○ゼロカーボンパークとは

  •  ゼロカーボンパークは国立公園における電気自動車等の活用、国立公園に立地する利用施設における再生可能エネルギーの活用、地産地消等の取組を進めることで、国立公園の脱炭素化を目指すとともに、脱プラスチックも含めてサステナブルな観光地づくりを実現していくエリアです。
    国立公園をカーボンニュートラルのショーケースとし、訪れる国内外の人たち脱炭素型の持続可能なライフスタイルを体験していただく場作りを目指しています。

環境省HP:https://www.env.go.jp/nature/post_134.html


○支援の枠組み

  •  環境省では、ゼロカーボンパークの実現に向けて、九州地方環境事務所が霧島市と連携をとりながら伴走支援を行うこととしています。

5.お問い合わせ先

内容についての問合せ先(代表窓口)
環境省九州地方環境事務所
霧島錦江湾国立公園管理事務所
担当  簗瀬 二朗
電話番号:099-213-1811