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九州地方環境事務所

報道発表資料

2021年08月23日
  • 報道発表

佐賀県鳥栖市内におけるヒアリの確認について【8月23日】

令和3年8月17日(火)に佐賀県鳥栖市の民間事業者敷地内に運び込まれたコンテナ内から発見された外来種とみられるアリについて、専門機関による同定の結果、8月20日(金)に特定外来生物ヒアリと確認されましたので、お知らせします。 佐賀県においてヒアリが確認されたのは、今回が初めての事例となります。

1.経緯

8/17 佐賀県鳥栖市の民間事業者が、中国蛇口港から輸入した製品が積載されたコンテナを事業所内

   (屋外) に搬入しコンテナ扉を開封したところ、同コンテナ入口付近に多数のアリを発見し、

    速やかに殺虫処分。 同日、発見者から佐賀県に連絡があり、同県から九州地方環境事務所あて連絡。

8/18  九州地方環境事務所職員が現地に行き殺虫処分後のアリ死骸の一部を採集。特定外来生物の可能性が

    高いと判断し、専門機関に同定を依頼。

8/20  当該アリについて専門機関において特定外来生物ヒアリ(種名アカヒアリ、学名Solenopsis invicta)

    であることを確認。

2.今回確認されたヒアリについて

コンテナ内において採集されたアリの死骸は、すべて働きアリで、300個体以上確認されました。

3.対応状況

コンテナ開封時に確認されたアリは全て殺虫剤により駆除されています。

今後は指定された燻蒸施設においてコンテナごと消毒し、コンテナ内で生残している可能性のあるアリを全て殺虫処分することとしています。

また、佐賀県や鳥栖市と協力しながら、コンテナ周辺にベイト剤を設置するとともに、トラップを設置しモニタリングを実施していきます。

4.疑わしいアリの発見時の対応について

疑わしいアリを発見された方は、以下に留意するようお願いします。

<事業者の皆様へのお願い>

コンテナの開封時等にヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナのどの箇所にどの程度の生きたアリ類がいるか等、状況を確認してください。①多数の生きたアリ類の集団がいる(と予想される)場合は、コンテナの扉を閉めて逃げ出さないよう静置してください。そのうえで、関係機関(港湾管理者、地方公共団体、環境省地方環境事務所等)に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。可能であれば、強粘着の布ガムテープでコンテナの目張りをするなど、アリが逃げ出さないよう対応してください。

アリ類が少数しかおらず、逃げ出す恐れのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除してください。その上で、関係機関に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。

詳しくは、環境省の「ヒアリの防除に関する基本的考え方 Ver. 3.1」のP. 19~24を参照してください。

https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/file/hiariboujo_Ver.3.1.pdf

<一般の皆様へのお願い>

○ヒアリの詳しい特徴や注意事項、見つけたときや刺されてしまった場合の対処方法などについては下記を参照してください。

「特定外来生物ヒアリに関する情報」

https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html

○ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイアル」を御利用ください。

・受付日:土日祝を含む毎日(12/29~1/3は除く)

・受付日時:午前9時から午後5時

・ヒアリ相談ダイアル 0570-046-110(IP電話の場合 06-7634-7300)

令和元年7月1日からはチャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等を行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。

「アリーのヒアリ相談チャットボット」

http://www..env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html



■ 問い合わせ先
九州地方環境事務所 野生生物課
直通   096-322-2413
課長   鑪 雅哉
課長補佐 安藤 忍
専門官  蒲池 紀之
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