宮崎県日南市でのツマアカスズメバチの生息状況調査の結果（速報）

宮崎県日南市において特定外来生物であるツマアカスズメバチの女王バチ１個体が本年５月に捕獲されたことを受け、環境省において女王バチの捕獲を兼ねた緊急調査を実施しました。その結果、新たな個体は捕獲されませんでしたので、お知らせします。なお、今後も本種の活動に合わせて、地方自治体等と連携協力し、ツマアカスズメバチの早期発見に努めていきます。

１．調査背景

本種の定着・拡散を防ぐためには、侵入初期の対策が極めて重要となります。そのため、環境省では本年５月に個体が捕獲された宮崎県日南市において、ツマアカスズメバチの捕獲を兼ねた生息状況調査を実施しました。

２．調査結果

本年５月16日から６月３日にかけて、個体捕獲地点周辺において、107個のトラップを約２週間設置し、スズメバチ類を誘引捕獲した結果、ツマアカスズメバチの捕獲はありませんでした。

なお、捕獲されたスズメバチ類は、在来のオオスズメバチ、コガタスズメバチ等でした。

３．今後の調査予定

今回の緊急調査では捕獲されませんでしたが、生息の可能性は否定できないため、引き続き以下のとおり調査を予定しています。　

①平成28年７月中旬～７月下旬（予定）のうち10日程度

②平成28年９月上旬～９月中旬（予定）のうち10日程度

③平成28年11月上旬～11月中旬（予定）のうち２週間程度

宮崎県日南市でのツマアカスズメバチの生息状況調査の結果（速報）

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