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九州地方環境事務所

報道発表資料

2015年02月10日
  • その他

(お知らせ)ツマアカスズメバチの巣駆除結果について

長崎県対馬市において外来生物ツマアカスズメバチの巣の駆除を実施しましたので、結果をお知らせします。

1.概要
 ツマアカスズメバチの生息数を抑制し、拡散を防止するため、対馬市と環境省で連携協力し、ツマアカスズメバチの巣の駆除を実施しました。市民からの通報や市民へのヒアリングにより134個を撤去しました。

2.駆除手法
 巣から働き蜂等が飛散しないよう、殺虫剤を噴霧し個体を弱体化させた後、個体ごと巣を撤去もしくは破砕しました。撤去した巣は、個体が死滅したことを確認した後、焼却処分しました。

3.実績数
(1)営巣数(平成26年4月から12月まで確認分)
 ・150個(美津島町6個、豊玉町4個、峰町13個、上県町77個、上対馬町50個)

(2)営巣場所の特徴
 ・樹上(117個)
 ・家屋付近(22個)
 ・その他(11個)

(3)駆除等の処理状況
 駆除              :134個(環境省69個、対馬市65個)
 他主体により駆除もしくは自然落下:10個
 駆除不能            :6個(※)

(※)巣を発見したが、営巣箇所周辺の地形等要因により営巣木へ登ることが困難で、また車両等も侵入できず撤去できなかったもの等。

 なお、在来のスズメバチ類の例では、巣は1年限り利用されるのみであり、再利用されることはないと言われています。

添付資料