報道発表資料
2012年05月25日
- その他
報道発表:御池野鳥の森におけるヤイロチョウ保護対策実施について(お知らせ)
九州地方環境事務所
毎年、霧島地域に飛来しているヤイロチョウ(種の保存法に基づく希少野生動植物)の数は減少傾向にあります。その原因は明らかではありませんが、増えすぎたシカによる植生破壊や人の立ち入りによる影響などが指摘されているところです。
全国的にも希少なヤイロチョウの繁殖環境は適切に保護しなければなりません。
このため、関係機関と協議のうえ、一定期間(5月26日~8月31日)、野鳥の森の特定区域の立ち入りを制限することにしました。
「御池野鳥の森」利用者のご理解とご協力をお願いします。
1.ヤイロチョウ保護対策実施について
- (1)
- 内容
立入規制ロープ及び制札の設置 - (2)
- 期間
平成24年5月26日(土)~平成24年8月31日(金) - (3)
- 区域
別添の規制対象区域図[PDF 139KB]のとおり - (4)
- 関係機関
環境省九州地方環境事務所、宮崎森林管理署都城支署、宮崎県、高原町、日本野鳥の会宮崎県支部
2.問合せ先
環境省九州地方環境事務所えびの自然保護官事務所
電話 : 0984-33-1108 , ファックス : 0984-33-6160
ヤイロチョウ(八色鳥)
夏季に日本、台湾、朝鮮半島などで繁殖し、冬季には南下して越冬。常緑広葉樹林などの樹冠で日光が遮られて下生えが発達しない環境を好む。ミミズ、昆虫、甲殻類などを食べる。5~7月に4~6個の卵を産む。