報道発表資料

2017年06月23日

(お知らせ)港湾におけるツマアカスズメバチの侵入監視調査の結果について

特定外来生物であるツマアカスズメバチは、船舶等交通機関に随伴して侵入すると考えられることから、環境省では、関係自治体と協力して主に九州の港湾における監視調査を実施してきました。 今般、各港湾周辺での春期の調査が終了し、その結果、調査対象の港湾全てにおいて、ツマアカスズメバチは捕獲されませんでした。 今後も、ツマアカスズメバチの活動に合わせて、地方自治体等と連携協力して調査を実施するとともに、早期発見に努めていきます。

   

1.調査背景

ツマアカスズメバチは、平成24年10月に長崎県対馬市で初めて働きバチが確認され、その後、巣の撤去、女王バチの捕獲等の防除を継続して実施しているところです。

平成27年9月には福岡県北九州市内において、1個の巣が発見・駆除され、平成28年5月には宮崎県日南市油津港において、女王バチ1個体が捕獲されました。

ツマアカスズメバチは、船舶等交通機関に随伴して侵入すると考えられ、本種の定着・拡散を防ぐためには、侵入初期の発見及び防除が極めて重要となります。そのため、平成26年秋以降、関係自治体と協力し、本種の定着が確認されている対馬及び釜山(韓国)と貨客船の往来のある九州の港湾において監視調査を実施しています。

監視調査は、女王バチの活動期である春期、多数の働きバチが活発に活動を始める夏期の2回実施することとしており、今般、本年春期の調査結果についてお知らせします。

  

<往来のある九州の港湾及び下関港>

  下関港、北九州港、博多港、三池港、伊万里港、長崎港、壱岐芦辺港、

  壱岐郷ノ浦港、熊本港、八代港、天草港、大分港、細島港、油津港、

  川内港、志布志港

  

2.調査結果

女王バチの活動期である春期の間に、港湾周辺の公園等の緑地に各10個のトラップを設置し、2週間程度、スズメバチ類を誘引捕獲した結果、いずれの港湾でもツマアカスズメバチの捕獲はありませんでした。

これまで本種が確認された北九州市及び隣接する下関市、宮崎県日南市においては、それぞれ同様に40個、20個のトラップを設置し、捕獲はありませんでした。

  

3.今後の予定

ツマアカスズメバチの活動に合わせ、巣が発達して多数の働きバチが活発に活動する夏期(7月以降に1回)に、関係地方自治体等と連携協力して、同様の港湾における監視調査を実施するとともに、住民等による目撃情報の提供を呼びかけます。

   

   

(参考)調査の詳細情報

県名

港湾名

協力自治体

トラップ調査

設置日

回収日

結果

福岡県

博多港

福岡市

5/1

5/17

捕獲なし

三池港

福岡県

4/27

5/10

捕獲なし

北九州港

4/24

5/9

捕獲なし

佐賀県

伊万里港

佐賀県

5/2

5/16

捕獲なし

長崎県

長崎港

長崎県

5/8

5/22

捕獲なし

壱岐芦辺港

5/8

5/22

捕獲なし

壱岐郷ノ浦港

5/8

5/22

捕獲なし

熊本県

熊本港

熊本市

4/27

5/10

捕獲なし

八代港

熊本県

5/17

6/2

捕獲なし

天草港

5/10

5/25

捕獲なし

大分県

大分港

大分県

5/1

5/12

捕獲なし

宮崎県

細島港

宮崎県

5/8

5/24

捕獲なし

油津港

4/28

5/12

捕獲なし

鹿児島県

川内港

鹿児島県

5/11

5/26

捕獲なし

志布志港

5/18

6/2

捕獲なし

調査を実施するにあたり、トラップの設置や回収については関係自治体に協力いただきました。

環境省は、関係自治体への調査資材の提供、捕獲個体の同定を行うとともに、※印の港湾(北九州港には隣接する下関港での実施を含む)にて調査を実施しました。

■ 問い合わせ先
九州地方環境事務所 野生生物課
課  長:横田 寿男
課長補佐:森 一弘
担  当:立岩 沙知子
TEL:096-322-2413
地域環境データベース
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