報道発表資料

2016年04月13日

報道発表:(お知らせ)ツマアカスズメバチ防除計画の策定について

ツマアカスズメバチは、平成24年10月に長崎県対馬市で初めて確認され、平成27年1月には、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号。以下「外来生物法」という。)に基づき、特定外来生物に指定されました。 環境省では、現時点で得られた知見を元に、侵入地域での防除、未侵入地域での監視及び初期防除等を効果的・効率的に実施することを目的に、総合的な防除計画を策定しましたので、お知らせします。

<1> 策定までの経緯

これまで、対馬市内において、本種の分布域モニタリング、防除手法の試験、巣の撤去等の対策を行い、分布拡大の抑制に努めてきたところです。

平成27年度には、上記の対策と並行して、本種の防除の進め方について総合的に検討するため、対馬市内における本種の生活史や分布域の集中的な調査、防除手法の試験、侵入経路や拡散防止対策の検討等を行ってきました。また、平成27年9月に福岡県北九州市内において本種の巣が確認され、北九州市内等において緊急調査を実施しました。

これら現時点で得られている知見、専門家による検討会の意見を元に、侵入地域での防除、未侵入地域での監視及び初期防除等を効果的・効率的に実施することを目的に、防除計画を策定したものです。

<2> 本計画の概要

(1)防除の目標

 目標1:本種の侵入地域での防除を推進し、分布域の縮小及び低密度化を図る。

 目標2:未侵入地域における侵入の早期発見及び侵入初期時の防除を徹底し、定着を阻止する。

(2)防除計画

●侵入地域での対策

(ア)侵入地域での防除

春期に活動を開始する女王バチのトラップによる捕殺及び女王バチを含めた巣の撤去を実施する。モニタリング調査による分布状況を把握しながら、防除を実施する。

(イ)侵入地域からの拡散防止対策

拡散拠点となるおそれのある港湾周辺での監視及び防除を実施するとともに、船舶等輸送機関や流通業者に対して貨物等への混入防止の協力依頼を行う。

●未侵入地域での対策

(ア)未侵入地域での監視

地域の住民や事業者からの情報収集を行うとともに、侵入拠点となる港湾周辺での監視を行う。

(イ)侵入初期における徹底防除

生息状況調査及び巣の探索を行い、迅速に駆除を実施する。

●船舶等輸送経路上の侵入防止

船舶等交通機関に随伴して非意図的に侵入して分布域を拡大していると考えられることがら、船舶等輸送経路上の侵入防止や監視について関係機関へ協力依頼を行う。

(3)普及啓発

 分布域の拡大及び定着阻止に向けた防除を実施するためには、早期発見が重要であることから、地方自治体と連携して、住民・害虫駆除業者・関係機関に対して、本種の生態や見分け方等の普及啓発を行う。

<3> 今後の対策

今後は、本防除計画に基づき、長崎県対馬市における防除及び拡散防止対策を行うとともに、未侵入地域において、地方自治体、地域住民等の協力を得ながら、侵入監視等の対策を実施していくこととしています。

また、引き続き、本種の生態、分布域等の調査、防除手法の試験研究を行い、新たに得られた知見を踏まえて防除計画の見直しを行っていきます。

添付資料

■ 問い合わせ先
環境省九州地方環境事務所
     野生生物課  課長  横田寿男
            企画官 田上真吾
            担当  平野 淳
(電話:096-322-2413、FAX:096-322-2447)
地域環境データベース
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