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九州地方環境事務所

報道発表資料

2012年02月28日
  • 開催案内

報道発表:「風力発電の最新技術動向と環境影響評価に関するシンポジウム」開催について

九州地方環境事務所

 風力発電は発電時に温室効果ガスを排出しないクリーンなエネルギーであり、普及が期待される一方で、風力発電設備の導入に伴う周辺環境への影響が国内外で指摘されていることなどから、本年10月より環境影響評価法の対象事業に追加されます。
 このことから、九州地方環境事務所では、環境省が九州地域で進める浮体式洋上風力発電の最新技術動向を公開するとともに、風力発電施設の環境影響の実態と環境と調和した風力発電の推進について環境影響評価制度を軸に理解を深めることを目的に、「風力発電の最新技術動向と環境影響評価に関するシンポジウム」を開催することとしました。
 皆様の、多数のご参加をお待ちしています。

1.開催日時 ・ 開催場所

開催日平成24年3月29日(木)
開催時間13 : 30~17 : 00(13 : 00~開場)
開催場所レソラNTT夢天神ホール
(福岡市中央区天神2-5-55レソラ天神5F)

2.講演内容

講演1
「九州地域の再生可能エネルギーポテンシャルについて」
講師 : 環境省 地球環境局温暖化対策課 工藤 俊祐
講演2
「浮体式洋上風力発電の最新動向」
講師 : 長崎総合科学大学 工学部船舶工学科教授
理事工学部長 産官学連携センター長 池上 国広
講演3
「風力発電施設に係る環境影響評価制度」
講師 : 環境省 総合環境政策局環境影響審査室 田中 貘
講演4
「風力発電施設の景観に関する環境影響」
講師 : 東京農業大学 地域環境科学部 准教授 荒井 歩
講演5
「風力発電の鳥類に関する影響評価」
講師 : 公益財団法人日本野鳥の会 自然保護室 室長代理 古南 幸弘

3.参加定員 ・ 参加受付方法

参加定員
100名 200名(先着順)←申込者多数のため、定員を拡大しました。
参加受付方法
 シンポジウムは事前登録制になっております。参加を希望される方は、[1] 「氏名」 [2] 「所属」 [3] 「連絡先(FAX番号またはeメールアドレス)」 [4] 「住所、電話番号」を明記しFAXまたはeメールでお申込みください。
・ FAXでのお申込み先
FAX : 092-481-6465
九州地方環境事務所福岡事務所 宛て
・ eメールでのお申込み先
moe-fukuoka@env.go.jp
参加申込締切
3/22(木) 3/28(水)17 : 00
(参加申込者が200名に達した時点で申込みを締め切る可能性もあります。)
参加費
無料

4.添付資料

「風力発電の最新技術動向と環境影響評価に関するシンポジウム」募集パンフレット [PDF 688KB]

参考

背景 ・ 目的
 我が国が掲げる温室効果ガス削減に関する中期目標や長期目標を達成するためには、再生可能エネルギーの導入促進が求められており、2010年6月に閣議決定された「エネルギー基本計画」においても、2020年までに一次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を10%とする計画とされています。また、中央環境審議会の地球環境部会中長期ロードマップ小委員会では、2010年12月に「中長期の温室効果ガス削減目標を実現するための対策 ・ 施策の具体的な姿(中間整理)」で、2009年現在で約219万kW である風力発電の導入量を2020年までに1,131万kWとすることを見込んでおり、風力発電の導入促進は地球温暖化対策の重要な課題の一つです。
 風力発電は、発電時に温室効果ガスを排出しないクリーンなエネルギーである一方で、風力発電所の設置にともない、希少な鳥類等の衝突事故(バードストライク)や景観への影響等が指摘されています。
 環境省は、平成24年10月より、風力発電所の設置の工事を環境影響評価法の対象事業として新たに追加することとしており、法対象事業とすることで透明性の高い環境影響評価手続が確保され、環境と調和した風力発電所の設置が促進されることが期待されます。
 また、再生可能エネルギーの導入促進のために、環境省では浮体式洋上風力発電の実証試験を博多湾(福岡県)や五島沖(長崎県)で実施するなど、九州は風力発電の最先端技術の開発が盛んな地域であり、風力発電の賦存量及び導入ポテンシャルが高い地域です。
 このような状況の中、九州地方環境事務所では、広く市民の方々に対して、環境省が九州地域で進める浮体式洋上風力発電の最新技術動向を公開するとともに、風力発電施設の環境影響の実態と環境と調和した風力発電の推進について環境影響評価制度を軸に理解を深めることを目的に標記シンポジウムを開催します。

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