報道発表資料

2011年07月29日

お知らせ:平成23年度 阿蘇千年の草原デジタル写真コンクールの募集開始

九州地方環境事務所

 九州地方環境事務所では、人と自然とのつながりの重要性を考え、かつその重要性を広く発信することを目的として、我が国でも有数の草原地域である阿蘇の草原をテーマに、標記写真コンクールを開催いたします。
 応募は、一般のデジタル写真のほか、携帯電話で撮影された写真でも応募可能です。
 平成23年8月1日(月)から12月9日(金)までを募集期間とします。

1 開催主旨

 環境省は、平成20年に「平成の名水百選」を選定し、九州地域は10か所が選ばれましたが、そのうち4か所が熊本県内に所在しており、熊本県は九州随一と言っても過言ではない質の高い豊かな水環境に恵まれています。この豊かな水環境は、大小様々な湖沼や湧水池という形で現れ、希少種をはじめとする様々な生物のゆりかごとなっており、生物多様性を支える良質な陸水生態系が形成されています。これら素晴らしい水環境の恩恵は、阿蘇の草原を中心としたカルデラ及び外輪山裾野地域を源流とする地下水がもたらしています。
 加えて阿蘇の草原地域は、熊本の清流の源であるばかりではなく、ヒゴタイやハナシノブ等の多様で希少な動植物が生育・生息しているほか、牛の放牧地として安心・安全な肉用牛を生産し、日本の農畜産業の一翼を担っています。また、九州有数の観光地域としても有名で、日本全国から年間2000万人近い観光客が訪問し、子供からお年寄りまで阿蘇の壮大で明美な自然に親しんでいます。
 このように素晴らしい阿蘇の草原ですが、自然に草原となった訳ではありません。実は定期的に人が手入れをしないと草原の状態を維持することができないのです。阿蘇地域の人々は千年以上の昔から、阿蘇の草原で放牧し、草を刈り、野焼きを行うことで阿蘇の草原が成り立っているのです。つまり、阿蘇の草原というものは、人と自然とのつながりの結果でもあるのです。
 しかしながら、近年では、農業・畜産業の衰退や少子高齢化等が原因となって、草原を維持することが困難な状況になりつつあります。
 この親しみと愛着のある阿蘇の草原は、私たち国民の大切な財産であると同時に未来の人達の財産でもあります。この素晴らしい財産をもっとより良い状態にして未来へつなげていくことが私たちの務めです。また、環境省では、持続可能な開発のための教育(注1)及び生物多様性の保全に取り組んでおり、阿蘇の草原の再生・維持とそれに伴う人々のつながりは重要なテーマであると認識しています。
 そこで今回、「阿蘇の草原の今」を後世に残す端緒として、人々の自然とのつながりにあらためて気づくきっかけとして、そして阿蘇の草原の再生・維持について関心を高め、かつ情報発信を行うために「阿蘇千年の草原デジタル写真コンクール」(注2)を開催することを企図しました。写真のテーマは、[1]阿蘇の草原と人々のつながり、[2]阿蘇の草原がもたらす恩恵、[3]阿蘇の草原が持つ豊かな生物多様性の3つとしています。なお、今回のコンクールで収集・蓄積した成果につきましては、広く内外に発信する予定です。

注1:
持続可能な開発のための教育(略称「ESD」)とは、地域の多様な主体が、環境とその他の関連分野を組み合わせた教育活動を行い、その成果を地域と全国へ発信することにより、地域に根ざした持続可能な開発のための教育を全国に普及することを目的とした事業です。これは2002年のヨハネスブルグサミットにおいて日本が提唱し、「国連ESDの10年」(2005年~2014年)と呼称されるプロジェクトとなりました。国際的にはUNESCO(国連教育科学文化機関)がリード機関として取組が推進されています。
注2:
なぜ、デジタル写真なのか。
本コンクールで求めている写真は、芸術性の高いものや一定以上の写真撮影技術を持った人達が撮影する写真ではありません。普通の人々が、日常の生活の中で、また、自分達が草原に関わっていく中で何か気が付いたモノを撮影して欲しいという趣旨ですので、一般の人でも操作が容易でかつ、応募に係る手間や負担が少なくて済むデシタル写真や携帯写真を募集の要件といたしました。

2 主催・共催等

主催

 環境省 九州地方環境事務所

共催

 熊本県

後援

 熊本日日新聞社、NHK熊本放送局、熊本放送(RKK)

特別協力

 富士フィルム九州株式会社、JR九州熊本支社

企画運営

 九州環境パートナーシップオフィス(EPO九州)

3 応募資格、募集テーマ等

応募資格

 年齢、プロ・アマ等の制限なし

応募部門

 デシタル写真部門(一般の部・ジュニアの部(高校生以下))、携帯写真部門(区分なし)

募集テーマ

 「草原と人々のつながり」
 阿蘇の草原地域を撮影対象として、ア)阿蘇の草原と人々のつながり、イ)阿蘇の草原がもたらす恩恵、ウ)阿蘇の草原が持つ豊かな生物多様性のうち、いずれかが表現されているデジタル写真とする。
 ※ 詳細については、別紙募集要項(裏面) [PDF 107KB]参照

4 表彰について

 各部門から入選(2点)を選考します。また、入選とは別に特に優れた作品に対して審査委員長賞、熊本県賞及び九州地方環境事務所長賞(各1点)を選考します(計9作品を選考)。入賞作品には賞状及び副賞(記念品)を授与します(詳細は別紙チラシを参照)。表彰式は平成24年4月下旬に開催されます「アースウィークくまもと2012」の開会イベントの中で行う予定です(表彰式の日時、会場等は今後変動することがありますのでご注意ください)。

5 審査委員

委員長

 長野良市(写真家)

委員

 漆原一宣(崇城大学芸術学部学部長)、井芹道一(熊本日日新聞編集局社文化生活部長)、
 星野一昭(九州地方環境事務所長)、熊本県、NPO団体関係者、その他有識者

6 応募について

応募は無料ですが、応募に関する経費は自己負担となります。
全応募作品の著作権は主催者に帰属し、選外の作品も全て広報等の各種活動に無償で使用できるものとします。また、著作権等応募作品に関する権利義務の処理は、全て応募者が事前に処理することとなります。
応募される方は、別紙資料の募集要項に従い、九州環境パートナーシップオフィス(EPO九州)まで郵送または電子メールにて応募ください。なお、お知らせいただいた個人情報につきましては、写真コンクールに関連した事務にのみ使用させていただきます。
詳細については、別紙募集要項(裏面) [PDF 107KB]参照

7 募集期間

 平成23年8月1日(月)から12月9日(金)まで(必着)

8 問い合わせ・応募先

 九州環境パートナーシップオフィス(EPO九州)
 〒860-0806 熊本市花畑町4-8 熊本市国際交流会館2階
 TEL:096-312-1884 FAX:096-312-1894 E-mail:photo@epo-kyushu.jp

9 別紙資料

 募集チラシ(表面) [PDF 160KB]
 募集要項(裏面) [PDF 107KB]

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地域環境データベース
  • アクティブレンジャー日記 九州地区(リンク)
  • 環境省Twitter(リンク)
おすすめサイト
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EPO九州(リンク)
九州自然歩道ポータル(リンク)
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